2017年F1アゼルバイジャンGP ルノーのアドバイザー、アラン・プロスト、フラビオ・ブリアトーレ、カルロス・サインツJr. 2018年のF1パワーユニット契約に関し、マクラーレン、ホンダ、ルノー、トロロッソの複雑な交渉が進められるなか、カルロス・サインツJr.がトロロッソからルノーに移籍する可能性がささやかれている。
レッドブルはすでに2018年のオプションを行使しており、サインツがトロロッソで4年目のシーズンを送ることは確定している。
しかし契約を有するレッドブルは、トップチームから声がかかればサインツを譲り渡すことを検討する可能性を認めており、最近、レッドブルのモータースポーツコンサルタントを務めるヘルムート・マルコは、サインツの来季残留は100パーセント確実なのかとCanal F1 Latin Americaに聞かれ、「F1で100パーセントと断言することは難しい」と答えた。
「彼が他のチームにいても驚かないだろう。私は彼の契約内容を知っている。我々が同意するならそれが可能になる」
ルノーは以前からサインツに興味を示しているが、レッドブルは過去にそれを退けたといわれている。しかしトロロッソがルノーからホンダにスイッチする場合、金銭的な問題が持ち上がり、ルノーはそれを利用して補償の一部としてサインツを手に入れようとするかもしれない。
Sky Sportsが関係者から得た情報では、レッドブルとルノーとの間では、トロロッソがホンダと、マクラーレンがルノーと新たに契約する場合、サインツがルノーに移籍することで大筋で合意しているという。
その場合、サインツがレッドブル傘下のドライバーのまま、ルノーに短期間レンタルされる形であるのかどうかは不明だ。
2018年末でダニエル・リカルドかマックス・フェルスタッペンがレッドブルから離れることになった場合を考えれば、レッドブルはサインツをキープしたいはずだ。
また、ルノーがニコ・ヒュルケンベルグのチームメイトとしてサインツを確保した場合、ロバート・クビカが同チームでF1に復帰する可能性が絶たれることになる。