ヤマハ発動機は9月1日、二輪車平成28年排出ガス規制などにより生産終了となったモデルを発表した。
生産終了が発表されたのは全9モデル。ドラッグスター400、ドラッグスター400クラシック、SR400、セロー250、トリッカー、マグザム、アクシストリート、VOX、BW'Sの全9モデルだ。これらのモデルは2017年8月をもって生産が終了されたという。
なかでもSR400は、1978年の発売から約40年にわたって販売され続けてきたロングセラーモデル。燃料供給装置をフューエルインジェクション化するなど時代や規制に合わせて変化を続けながらもそのスタイルは一貫しており、現行モデルでもSR400の特徴のひとつであるキックスターターは健在だ。
発売当初からほとんど変わらないたたずまいで愛され続けてきたSR400だが、今回の規制により生産終了となった。ただ、SR400、そしてセロー250、トリッカーについては後継モデルの開発が取り組まれているとのこと。発売時期は未定だという。
平成28年排出ガス規制は2年前の2015年7月に公布された。排出ガス中に含まれる窒素酸化物(NOx)、炭化水素(HC)、一酸化炭素(CO)の規制値が、最大約6割低い水準に引き下げられ、規制が強化されたのだ。
今回の規制は、新型車は2016年10月1日以降、継続生産車については2017年9月1日以降に適用されることが義務付けられていた。