カーナビゲーションシステムやカーオーディオ機器を手掛けるパイオニア株式会社は9月6日(水)、カーナビブランド『カロッツェリア』の新商品説明会を開催。そのなかで、今シーズンWEC世界耐久選手権にTOYOTA GAZOO Racingから参戦し、パイオニアがスポンサードしている小林可夢偉が登場し、トークショーが行われた。
カロッツェリアの新商品を装着したデモカーが並ぶなか行われた説明会は、パイオニアの担当者から新商品についての説明が行われ、続いて可夢偉が登壇しトークショーが始まった。
まず、今年のル・マン24時間レースの予選でコースレコードを出したことについて聞かれ、「とても気持ちよかったです」と振り返る可夢偉。
WEC第5戦が行われたメキシコから昨日帰国したばかりの可夢偉は、「メキシコではポルシェの方が強かったですが、この後は自分たちのほうが強いサーキットが出てくるので勝負していけると思います」と語った。
そして、話は音楽の話に移っていく。趣味でDJをしているという可夢偉、音へのこだわりは強く持っているという。
「元々すごく音楽が好き。特に移動が多いので、移動時間に音楽を聴くことが多いんです。そこで音楽と音に興味を持ち、こっち(DJ)の世界に入っていきました。スピーカーもむやみにたくさん持っています」
そんな可夢偉は『クルマリノベーション』と題し、クルマを楽しく便利にしようというキャンペーンをパイオニアと展開中。そこで愛車のスピーカーを交換した可夢偉は、クルマの新たな楽しさを見つけたという。
「別にフル装備にしたわけではないですが、それだけでも音の違いを感じ取れました。こだわればこだわるほど良さが実感できると思うし、それが楽しさに繋がると思います」
もし、レーシングカーに音楽が聴けるシステムがあったらという問いに対しては、スーパーフォーミュラ第4戦もてぎで起きた無線トラブルの話を引き合いに出しながら、「無線が故障してしまいとても寂しかった。こういうときに音楽がほしいなと思いました(笑)」とコメント。もてぎ戦では独走優勝を目前にしながら無線トラブルとピット作業のミスでチャンスを逃したが、そのショックはもう完全に払拭した様子。今週末の第5戦オートポリス戦での巻き返しが期待されるところだ。
最後に可夢偉は「カロッツェリアのスピーカーを付けることにより、クルマを運転する楽しさだけではなく、音楽を聴きながら快適に移動できる楽しさを経験できました。これをぜひたくさんに人に経験してほしいです」とトークショーを締めくくった。