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ニッサン、新型『リーフ』発表。2018年中のハイパフォーマンス車登場も予告

2017年09月06日 16:12  AUTOSPORT web

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ニッサン・リーフ
日産自動車は9月6日、フルモデルチェンジを実施した電気自動車、新型『リーフ』を発表した。

 5ドアハッチバックのリーフは2010年の初代登場以来、現在までに約25万台が販売され、EVとしては世界一の販売台数を誇る。

 今回発表された2代目リーフは先代と同型のモーターを採用しているが、搭載するリチウムイオンバッテリーの容量を40kWhとするなど、電動パワートレーンを刷新したことで最高出力は80kW(107PS)から110kW(150PS)、最大トルクは280Nmから320Nmへとパワーアップ。

 電気自動車ならではのパワフルな加速感をさらに進化させるとともに、最大渡航距離を従来モデルの280kmから400kmへ向上させた。

 また、先進安全技術では同社のSUV『エクストレイル』に搭載されている高速道路単一車線での自動運転技術“プロパイロット”を採用したほか、車庫入れや縦列駐車を自動で行う“プロパイロット パーキング”が新たに採用されている。

 発進、加速、減速、停止といった一連の運転動作をアクセルペダルの操作だけで行うことができる“e-Pedal”では、回生ブレーキと通常のブレーキの双方を自動的に制御。ドライバーは電気自動車ならではのフィーリングをより楽しむことができるという。

 エクステリアでは、ニッサンのデザインランゲージであるブーメラン型ランプシグニチャーや、お馴染みのVモーショングリルを採用したほか、深みのあるクリアーブルーのフラッシュサーフェイスグリルや、リヤバンパーのブルーモールディングなどのアクセントが加えられ、リーフが電気自動車であることが際立たされるデザインとなった。

 また、上質感とハイテク感のあふれるインテリアでもEVを表現する力強いブルーのステッチが各所に施される。インパネに装備された7インチのTFTディスプレイは、各種メーターに加えてセーフティ・シールドの作動状況やモーターの出力や回生状況を表示する。

 新型リーフの発売は日本では10月2日となり、以後アメリカ、カナダでも順次販売を開始。2018年1月よりヨーロッパにもデリバリーされる。

 ゼロ・エミッションのリーダーシップを執るニッサンは、電気自動車にさらなるドライビングの楽しさを追求したハイパフォーマンスモデルの発売を予告。バッテリー内容、モーター出力を向上させるというこのモデルは2018年に発売予定だ。