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MotoGP日本GPのワイルドカード参戦ライダー発表。中須賀克行が5年連続エントリー

2017年09月05日 18:42  AUTOSPORT web

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中須賀克行
10月13~15日に栃木県のツインリンクもてぎで開催されるMotoGP第15戦日本GPにワイルドカード参戦するライダーが、全日本ロードレース選手権の公式ファンサイトで発表された。

 MotoGPクラスには中須賀克行がヤマルーブ・ヤマハ・ファクトリー・レーシングから参戦。日本GPにおけるMotoGPクラスでのワイルドカード参戦は5年連続となる。Moto2クラスには水野涼と榎戸育寛がエントリー。カレックスのマシンで世界の舞台に挑む。

 MotoGPクラスに参戦する中須賀は、全日本に参戦する傍らヤマハのMotoGPマシンであるYZR-M1の開発ライダーを務める。全日本では2012年から2016年まで最高峰クラスであるJSB1000で全人未到の5連覇を成し遂げた、ヤマハのエースだ。

 2017年の全日本では思うような成績が残せていないものの、3連覇をかけて臨んだ鈴鹿8耐では見事に優勝の立役者となった。

 MotoGPでは2012年に代役参戦した第18戦バレンシアGPで2位表彰台を獲得。2016年にはフル参戦ライダーを相手に堂々たる走りを見せ、11位の成績を収めている。

 一方、Moto2クラスに参戦する水野、榎戸はともにクラス初参戦。水野は2015年のMotoGP日本GPでMoto3クラスに参戦経験があるものの、Moto2クラスへの参戦は今回が初めてとなる。

 水野は2015年にJ-GP3チャンピオンを獲得し、2016年から全日本J-GP2クラスにステップアップした19歳。ムサシRTハルク・プロから参戦しているJ-GP2クラスでは、初年度の2016年はランキング3位にとどまったものの、2年目となった2017年は5レースまでを終えて9月5日時点で優勝4回という強さを見せ、ポイントランキングでトップをつけている。

 同じくMoto2クラスに参戦する榎戸は、全日本でMOTO BUMホンダから参戦する19歳ライダーだ。榎戸は2016年の全日本ST600クラスチャンピオン。2017年はJ-GP2クラスに参戦クラスを変更。J-GP2クラス初年度ながら表彰台3回を獲得してランキング5位につけている。

 ツインリンクもてぎでMotoGPライダーと共に戦う日本人ライダーが繰り広げるレースに、是非注目しよう。MotoGP日本GPは10月15日に決勝レースだ。