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2018年からスーパー耐久のタイヤサプライヤーに変更の噂

2017年09月05日 18:02  AUTOSPORT web

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スーパー耐久富士戦のスタートシーン。2010年からヨコハマがワンメイクタイヤを供給してきた。
9月2~5日に、富士スピードウェイで第5戦が行われたスーパー耐久シリーズ。10時間耐久という長い戦いのなかで、今季の王座も決まるクラスも出はじめているが、2018年に向けて気になる噂も聞こえてきている。

 近年GT3カーのST-Xから、フィットやデミオ等が争うST-Xまで、幅広いカテゴリーから多種多様なマシンが集い隆盛をみせているスーパー耐久。先日行われた富士でのレースにも59台というエントリーがあった。

 そんなスーパー耐久は2010年からワンメイクのタイヤサプライヤーが採用されており、10年からはヨコハマがその任を務めてきた。2017年についてはドライ用のアドバンA005、そしてウエット用のアドバンA006が用意され、車種によって15~19インチという幅広いタイヤサイズが用意されている。

 しかし2018年に向け、スーパー耐久のワンメイクタイヤサプライヤーが変更されるという噂が富士で聞こえてきた。さまざまな情報を集めてみると、2018年から採用されると言われているのは、イタリアのピレリだ。

 ピレリはF1はもちろんF2、GP2といったフォーミュラカーレース、さらにブランパンGTシリーズを中心としたGT3シリーズ等にも幅広くワンメイクのコントロールタイヤを供給。また、二輪でもSBKスーパーバイク世界選手権等、ワンメイクのサプライヤーとしては豊富な実績をもっている。日本でも2018年から開催される鈴鹿10時間耐久レースがピレリのコントロールタイヤを使用する。

 スーパー耐久の場合は、さまざまな車種のタイヤサイズに対応することが求められるが、ピレリはP ZEROレーシングスリックで多くのタイヤサイズを展開しており、不安はないかもしれない。ただ、来季に向けセッティング等でチームが対応を迫られることもありそう。まだ噂の段階だが、今後のオフィシャルなアナウンスを待ちたいところだ。