2017年イタリアGP決勝で、トトロッソのダニール・クビアトは12位、カルロス・サインツJr.は14位だった。
■スクーデリア・トロロッソ
ダニール・クビアト 決勝=12位
ちょっと込み入ったレースだったね。今日の僕らのライバルはハースとルノーだった。僕らの手の届く範囲には、この2チーム以外にはいなかったんだ。特にメルセデス・エンジンを積んだチームはね。
何とか(ニコ・)ヒュルケンベルグを抜いたものの、その後は(ケビン・)マグヌッセンの背後で長い時間を過すことになった。ここで前を行くクルマに付いていくのは、本当に難しかったんだ!
どうにかしてマグヌッセンを抜こうとトライし続けていたが、彼はずっとクリーンエアの中を走っていたので、とうとう最後まで抜けなかった……。今日はこれ以上のことは何もできなかった。今はもう気持ちを切り替えて、シンガポールについて考え始めるべき時だ。
あのコースは、ここと比べれば僕らのクルマに向いている。とはいえ、やはりポイントを獲得するのは楽ではないだろうね。
カルロス・サインツJr 決勝=14位
望んでいた位置でのフィニッシュではなかった。でも、今日苦戦を強いられたのは、単純にここモンツァでレースをするのに適したパッケージを持っていなかったからだ。ただパワーが少し足りないというだけではなく、パワーが足りないがゆえにダウンフォースを大きく削る必要があり、結果としてコーナーがものすごく遅かったんだ。
ストレートではまあまあだったけど、十分に速いわけではなかったね。とにかく、ここではポイントを獲れるほどのペースはなかった。今年、僕が自慢に思っていた記録が、これで途絶えてしまったのが残念だ。完走したレースでは必ずポイント圏内に入っている、とはもう言えなくなってしまったのだから。
とても厳しい週末になることは最初から分かっていた。でも、次は僕らがもっと高い競争力を発揮できるはずのシンガポールへ舞台を移す。そこでまた、ポイントを争うのを楽しみにしているよ!