2017年09月05日 12:03 弁護士ドットコム
ミュージカル『刀剣乱舞』のチケットをローソンチケットで購入したところ、入金後にキャンセルされた−−。あるユーザーがツイッター上でそう主張していた問題で、ローソンHMVエンタテイメントは9月4日、取引実績を調査したところ、現在までに「事実の確認はできなかった」とする結果を発表した。
【関連記事:「500万円当選しました」との迷惑メールが届く――本当に支払わせることはできる?】
物議を醸しているのは、あるユーザーが9月2日にツイッターに投稿した内容だ。このユーザーは、今年11月に京都劇場で公演される人気ミュージカル『刀剣乱舞』の先行チケットの抽選に当選し、ローソンチケットで購入したところ、勝手に「キャンセルされていた」と投稿した。
このユーザーは、領収証やカスタマーセンターとのやりとりを掲載したうえで、キャンセルされたチケットが取り戻せないことに納得できていないと主張していた。ツイッター上では、今回のケースと「似たような経験がある」などといった声も寄せられて、騒動に発展していた。
一方で、ローソンHMVが、ウェブ上に投稿された領収書の検収印やレジ番号から、チケット購入店舗を特定して取引実績などを調べたところ、「現在のところ実績データ等から事実の確認はできなかった」という。また、入金後のキャンセルやカスタマーセンターへの問い合わせの事実も確認できなかったという。
ローソンHMVは「今回SNSにて発信された情報と、弊社の理解との間に相違がある可能性がある」「さらに調査を行う用意がある」として、このユーザーに連絡をとるよう呼びかけている。同社は弁護士ドットコムニュースの取材に「規約上、弊社が勝手に入金後にキャンセルすることはありえない」「システム上のトラブルも確認できていない」と説明した。
(弁護士ドットコムニュース)