アウディRS5 DTMでDTMツーリングカー選手権に参戦中しているチーム・ロズベルグは、DTMの活動と並行して、来季はランボルギーニ・ウラカンGT3を2台投入して、ADAC GTマスターズへ復帰することを発表した。
チーム監督を務めるアーノ・ツェンセンは、参戦にあたり「フォルクスワーゲングループのモータースポーツ活動について、すでに2016年の終わりにはランボルギーニとその話し合いの機会を設けていたんだ。ランボルギーニ・ウラカンGT3はデビューから素晴らしいポテンシャルを発揮し、さまざまなシリーズで成功を収めている」と語った。
「ADAC GTマスターズはGT3レースのなかでも非常にレベルの高いシリーズで、ウラカンとともにチーム・ロズベルグの新しい挑戦を楽しみにしている」
ただ、現在のところドライバーラインアップは未発表となっている。
チーム・ロズベルグは2016年のF1ワールドチャンピオンのニコ・ロズベルグの父で、同じく元F1王者のケケが1994年に設立したチーム。フォーミュラBMW、ドイツF3/ユーロF3や、DTMのメルセデス、オペルの各ワークスチームを経て、2006年からはアウディのDTMワークスチームとして活躍中だ。
ADAC GTマスターズには2009~10年の2シリーズにわたってアウディR8 LMSで参戦していたが、来季はマシンをウラカンへとスイッチしての復帰となる。2009年には元F1ドライバーの山本左近が初の日本人ドライバーとしてロスベルクからシリーズ参戦を遂げ、ドライバーズランキング32位でシーズンを終えている。
ADAC GTマスターズはドイツの自動車連盟であるADACが主催するGT3カーレースで、オーストリアやオランダを含む7ラウンド14戦のスプリントレースが開催される。2016年までDTMで活躍したBMWのシュニッツァー、メルセデスのミュッケ・モータースポーツも今季から新加入し、さらに賑わいを増している。