現在、F2でランキングトップを独走しているシャルル・ルクレールが、後半4戦のフリー走行でザウバーのマシンを走らせることが決定した模様だ。
モンツァでルクレールはレース1とレース2でともに表彰台を逃し、タイトルを確定することはできなかったが、F2は残り2戦。10月8日のヘレスとF1アブダビGPと併催のアブダビの4レースだけとなった。
対照的にF1はまだ5戦が残っている。このうち、シンガポールGPはレギュラードライバーの走行を優先させるため、ザウバーはシンガポールGP以外の4戦、マレーシアGP、アメリカGP、メキシコGP、ブラジルGPのフリー走行1回目にルクレールを起用する。
ザウバーがルクレールを起用するのは、ルクレールがフェラーリの育成ドライバーで、ザウバーが2018年もフェラーリからパワーユニットを供給してもらうため。
すでにルクレールは、昨年ハースで4回(イギリス、ハンガリー、ドイツ、ブラジル)、フリー走行に出場しているため、今回のフリー走行参加は、2018年シーズンのレギュラードライバーへの布石と考えるのが当然だ。
さらにフェラーリのザウバーへのパワーユニット供給は、ハースと同様の最新スペックになるが、エンジン名はフェラーリではなく、「アルファ・ロメオ」となる見込みだ。