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本体2万円弱の野球ボール回転解析システム完成

2017年09月04日 17:00  ナリナリドットコム

ナリナリドットコム

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ミズノは9月4日、野球ボールの回転を解析する新システム「MAQ(マキュー)」を開発し、このたびプロトタイプを完成させたと発表した。

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「MAQ(マキュー)」は、ボールに内蔵した専用センサーで取得したデータを、専用アプリケーションと連動させることで、投手の投げたボールの回転数や回転軸、速度などが分析できるシステム。計測したデータは、選手や指導者がスマートフォンのアプリケーションを通じて管理することが可能で、販売価格は本体19,800円、充電器15,000円を想定している。

これらのデータにより、「伸びのあるストレート」や「切れのある変化球」と呼ばれるような球質を可視化することで、精度を高めた練習をサポート。今後これらの専用機器類は、プロ野球・大学野球などでの実証テストを行い、2018年春の販売に向けてさらに研究開発を進めていくという。


☆「MAQ(マキュー)」の仕組み

ボール中心部に専用センサーを内蔵。硬式球と同じ仕様(質量・バランス、材質)のため投球時の違和感はない。また、センサーをポリカーボネート製カプセル及びシリコーンゲルで固定することで、耐衝撃性を高めた構造にしている(特許出願中)。

カプセル内には、日立マクセルのコイン形リチウム二次電池を内蔵。共同開発中のワイヤレス充電器に置くだけで充電でき、繰り返し使用が可能だ。


元記事はこちら:http://www.narinari.com/Nd/20170945558.html