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マイケル・ジャクソン死去から8年 キング・オブ・ポップの遺した思い「憎しみに満ちた世界でも希望を持って」

2017年09月04日 12:33  Techinsight Japan

Techinsight Japan

生きていれば59歳に…(画像は『Michael Jackson 2017年6月21日付Facebook「“Songwriting should be treated as the lifeblood of popular music. The creative process doesn’t involve time clocks or quota systems, it involves inspiration and the willingness to follow through.”―Michael Jackson」』のスクリーンショット)
生前は「ゲイなのでは?」「小児性愛者だ」などと囁かれ、死去した後には「実はまだ生きているらしい」といったもはや都市伝説まで流された故マイケル・ジャクソン(享年50)。しかし素の彼は善人だったといい、彼の実母は「物乞いをしている人を見かけると、マイケルはポケットに入っているお金を全部差し出していたわ」と息子の行いを語ったことがある。そんな彼は2009年に50歳の若さで死去、生きていれば8月29日に59歳になっていたはずのマイケルの生き方を振り返りながら、彼の遺したいくつかの名言をご紹介したい。

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■未来への夢と希望
「こんな明日を夢見よう。魂の底から本当に愛することができる明日がくる。全ての創造物の中心には、究極の真実と言える愛があるんだ、とね。」

■向上心を持ち続けよう
「去年と同じくらい上手くやっている? そんな状態では“十分に良い”とは言えないんだよ。」

■真実は必ず勝つ
「嘘は短距離走のようなもの(だから長くは続かない)。でも真実はマラソンのようなものさ。つまり裁判所で勝つのは、結局は真実を言っている側なんだ。」

■愛の大切さ
「愛されていると知ってこの世に生まれ、そして愛を感じながら天国に旅立てる。そんな人生なら、途中で何が起きようと、何だって乗り越えていけるよ。」

■希望という言葉
「希望って、美しい言葉なんだ。とてもね。なのに、ものすごくもろい言葉でもある。僕は、頻繁にそう感じてしまうんだ。だって人の命が、意味もなく傷つけられたり台無しにされたりする世の中なのだから。」

■学びの意味
「巨匠が働く姿を見せること。これに勝る教育は、この世界にはないと思うんだ。」

■夢を追い続けよう
「どうか自分の夢を追ってほしい。自分の理想が何であれ、(頑張れば)なりたいものになれるのだから。」

■強い心の大切さ
「僕はもう傷つかない。自分の心の中に、平安を見出したんだから。」

■音楽と人生
「生きること。それは実に音楽的なことなんだ。血液だって、血管の中で踊っているようなものだし。全ての生き物にはリズムがある。君も、自分自身の音楽を感じているかい?」

■子ども達の素晴らしさ
「幼い子ども達は、自分達が輝ける愛そのものだと知っているんだ。純真な心があるからね。大人がチャンスを与えさえすれば、子ども達から教わることもできるんだ。僕達大人だって、子ども達と変わらないんだってことをね。」

■世界に向けての希望
「憎しみに満ちた世界でも、僕達はまだ恐れることなく希望を持たなくちゃならない。怒りに満ちた世界でも、安心させてあげようって心を持たなくちゃ。絶望に満ちた世界でも、僕達は夢を見なくちゃならない。不信感に満ちたこの世の中でも、信じようという気持ちを完全に失ってはダメなんだよ。」

多くのメディアに笑いものにされ、“奇妙な暮らしを続ける異常者”のような扱いを何年も受けたマイケル。しかしその心は愛に満ち、誰よりも近くにいた子ども達は彼の死から8年が経った今も父を深く愛している。そしてマイケルが遺した多くの歌に、彼の思いや希望、愛や夢がどれほど溢れていたかに、改めて気づいているファンも多いはずだ。



画像は『Michael Jackson 2017年6月21日付Facebook「“Songwriting should be treated as the lifeblood of popular music. The creative process doesn’t involve time clocks or quota systems, it involves inspiration and the willingness to follow through.”―Michael Jackson」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 ケイ小原)