2017年F1イタリアGP決勝で、メルセデスのルイス・ハミルトンが今季6勝目を挙げ、ドライバーズランキングでトップの座に立った。
■メルセデスAMG・ペトロナス・フォーミュラワン・チーム
ルイス・ハミルトン 決勝=1位
この2戦は僕らチームがすごく強かったね。今日のマシンの感触は素晴らしかった。最初のスティントが特によかった。今日は後ろに大きなギャップを築くことができたから、比較的楽にタイヤのライフを伸ばすことができたんだ。バルテリ(・ボッタス)はすごくいい仕事をしたね。順位を上げて僕との1-2フィニッシュを達成した。
久しぶりに連勝してランキングトップに立ったからとてもいい気分だ。でも戦いはこれからも続く。今年のフェラーリはすごく速い。特にハイダウンフォースのコースが得意だ。これからも接戦が続くだろう。シーズン最後のチェッカーフラッグを受けるまで、“ビースト・モード”で突っ走るつもりだよ。
(表彰台でティフォシからブーイングを受けたことについて聞かれ)あの時は、頭のなかですてきな歌が流れていたんだ。だから聞こえてなかったよ。イタリアでは仕方のないことだ。
この5年、6年、10年ぐらいはずっと、フェラーリドライバーが表彰台の一番上に立たないと、だいたいこういうことが起こる。フェラーリに勝つと、悪役になってしまうんだ。今日は僕とバルテリがいなければ、フェラーリが勝ったわけだからね。
だから僕らは悪役だ。でも、時には悪役になるのもいい。気にしないよ。僕は彼らに対して敬意を持ち続けるつもりだ。彼らの情熱は素晴らしい。皆が赤いクルマを愛している。
でもあの中にユニオンジャックがあったのを見たよ。イタリア人の中にもフェラーリファンからメルセデスファンになった人がいるんだ。そんな風に変わる人もいれば、変わらない人もいる。でも一年ごとに、少しずつ、僕が変えていくつもりだよ。