2017年F1イタリアGP決勝で、マクラーレン・ホンダのストフェル・バンドーンはトラブルのためリタイアに終わった。
土曜夜にバンドーンのMGU-Kに問題が見つかり、PU内のこのエレメントを交換することになったが、作業には非常に時間がかかり、パルクフェルメの制限もあるため、時間内に終えることは不可能であると判断。そのためエンジン全体を交換することになり、新しいMGU-K、MGU-H、ICE、ターボチャージャーを導入した。それによってバンドーンは25グリッドの降格ペナルティを科され、18番グリッドからのスタートとなった。
バンドーンはレース序盤から順調にポジションを上げ、トップ10圏内を走ったが、パワー低下を訴え、34周目にリタイアした。原因は調査中だが、マクラーレンチームはMGU-Kのトラブルではないかと推測している。
■マクラーレン・ホンダ・フォーミュラ1チーム
ストフェル・バンドーン 決勝=リタイア
問題の兆候が全く見られないまま、パワーを失い、その周にリタイアした。昨日も似たような問題が起きた。今日の決勝に向けて新品のエンジンに交換したというのに残念だ。レースは順調だっただけに、決勝でまた問題が起きたことが悔しい。シンガポールでは改善しているといいね。
こういう週末からポジティブな要素を見つけ出すのはかなり難しい。でも、僕自身についていえば、ドライビングもパフォーマンスもとても強力だったから、そういう面ではとてもポジティブな週末だったといえる。この数戦はかなり強さを発揮できていると思う。それなのに、それが全く報われず、またリタイアしなければならなかったのが残念だ。今日はまた問題が発生した。でも前に進むしかない。
昨日と似ていたとはいえ、今日の問題について詳しいことはまだ分からない。でもシンガポールでまたグリッド降格になる可能性がある。状況を見ていくしかない。