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WEC第5戦:ポルシェが予選1-2。ランキング首位2号車ポルシェがポール獲得

2017年09月03日 09:32  AUTOSPORT web

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2号車ポルシェ919ハイブリッドがポールポジションを獲得
WEC世界耐久選手権第5戦メキシコは9月2日、公式予選が行われ、ポルシェLMPチームの2号車ポルシェ919ハイブリッドがポールポジションを獲得した。僚友1号車ポルシェも2番手につけ、ポルシェがフロントロウを独占。トヨタ勢は3、4番手となった。

 曇り空の下、ドライコンディションで行われた第5戦の公式予選。ポルシェが定石通りに真っ先にコースインしてタイムを出しに行った一方、トヨタはやや時間を置いてアタックに入っていく。
 
 セッション前半を終えた時点でのトップは、ブレンドン・ハートレーのドライブで1分24秒459をマークした2号車ポルシェ。LMP1クラスに参戦する4台の中では最後にコースインした7号車トヨタのマイク・コンウェイが1分24秒756でこれに続き、3番手は同じく1分24秒台後半のタイムをマークした1号車ポルシェがつけた。
 
 ピットに戻り、ハートレーからティモ・ベルンハルトに代わった2号車ポルシェは、セッション後半でも好タイムをマークし、ふたりのドライバーのアタックによるアベレージタイムを1分24秒562とした。
 
 暫定2番手につける7号車トヨタは、後半を担当したホセ-マリア・ロペスがコンウェイと同等のタイムを記録。一方、暫定3番手の1号車ポルシェはニック・タンディからアンドレ・ロッテラーに代わると、ロッテラーが1分24秒614という好タイムをマーク。アベレージタイムを1分24秒710まで短縮し、7号車トヨタを0.092秒上回って2番手に浮上した。
 
 3番手に落ちた7号車トヨタは再逆転を狙いセッション終盤、再度ロペスをコースインさせるが、トラフィックに引っかかるなどしてタイム更新はならず。フロントロウ獲得とはならなかった。
 
 また、中嶋一貴とセバスチャン・ブエミがアタックを担当した8号車トヨタは、ともに1分25秒台のタイムに留まり、トップと0.816秒差の総合4番手となっている。

 LMP2クラスは金曜日から好調のシグナテック・アルピーヌ・マットムート36号車アルピーヌA470・ギブソンが、ジャッキー・チェンDCレーシングの37号車オレカ07・ギブソンに約0.3秒の差をつけてクラスポールを獲得。クラス3番手にはヴァイヨン・レベリオン、31号車オレカ07・ギブソンが入った。

 LM-GTEプロクラスは直前のフリープラクティスでも最速タイムを記録したAFコルセの71号車フェラーリ488 GTEがポールポジション。クラス2番手はアストンマーチン・レーシングの95号車アストンマーチン・バンテージがつけ、フォード・チップ・ガナッシレーシングの67号車フォードGTがクラス3番手。ポルシェ911 RSR勢の最上位は92号車ポルシェの6番手となっている。
 
 LM-GTEアマクラスではデンプシー-プロトン・レーシングの77号車ポルシェ911 RSRが、セッション終盤にアストンマーチン・レーシングの98号車アストンマーチン・バンテージを逆転してクラスポールポジションを獲得した。澤圭太が所属するクリアウォーターレーシングの61号車フェラーリはクラス4番手からのスタートとなる。

 WEC第5戦メキシコ、6時間の決勝レースは現地時間3日12時(日本時間3日26時)にスタートが切られる。