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トランプ大統領、大事なTwitterで“Heal”にスペルミス メラニア夫人の影響か

2017年09月02日 18:33  Techinsight Japan

Techinsight Japan

トランプ大統領はよほど「ヒール」がお好きな様子(画像は『NDTV 2017年9月1日付「Donald Trump Misspells ‘Heal’ Again. Twitter Can't Help But Troll Him」』のスクリーンショット)
ハリケーン「ハービー」襲来で大変な被害に見舞われた米テキサス州。記録的な豪雨による洪水でヒューストンの都市機能は完全にマヒしてしまったが、そんななかでトランプ大統領とともに先月29日に被災地に向かったファーストレディ、メラニア夫人の履いていた15センチほどのピンヒールがTPO無視の勘違いファッションだと批判され、擁護しなければならない大統領も頭を抱えていたに違いない。そんなことも影響したのか、大統領はこのほど「heal(癒し、回復、治癒)」と記すべきところ、そのスペルを…。

“Texas is heeling fast thanks to all of the great men & women who have been working so hard. But still, so much to do. Will be back tomorrow!” (原文ママ)

これはドナルド・トランプ大統領が1日午後5時20分付けでTwitterに投稿したもので、目にした米国市民は「ほら、また“ヒール”のスペルを間違えちゃったよ」「よほど女性の履くヒールがお好きと見える」などと意地悪く笑うばかり。被災地に向かうのに15センチのピンヒールを履いて注目を集めたメラニア夫人に続き、大統領もヒール関連の笑える話題を提供してくれたようだ。

大統領がそのツイートで言いたかったのは、まだまだやるべきことが山積みだが、捜索、救助、清掃、ライフラインの復旧作業などに懸命に当たってくれている人々のおかげで、テキサス州は壊滅的とされた被害からみるみる回復しつつある(healing)ということ。苦しんでいる州民に向けた激励のメッセージであったにもかかわらず、彼はキーワードであろう“heal”を“heel”としてしまった。

誤りを指摘されたことでこのツイートは削除となってしまったが、実はこうした過ちを犯したことは1度や2度ではないトランプ大統領。先月にはバージニア州シャーロッツビルでネオナチや白人至上主義団体「クー・クラックス・クラン(KKK)」と反対派が衝突した事件について、反対派も暴力的だという理由から大統領は「喧嘩両成敗」との見解を示し、こんなツイートを放っていた。

“Our great country has been divided for decades. Sometimes you need protest in order to heel, and heel we will!”(原文ママ)

我らの偉大なる国アメリカは何十年にもわたり決裂しています。人は時にしっかりと抗議することが大事で…までは良かった。だが目指すものは“ヒールでグリグリと踏みつけるかのように人を見下す”こと。これには誰もが面食らってしまった。この時も誤りを指摘されて大統領はツイートをいったん削除したが、再びの投稿にもなぜか同じ過ちを犯し、3回目の投稿でやっと完璧なものに修正された。おそらくトランプ大統領の場合、ヒールという言葉で真っ先に連想するのは“heal”ではなく“heel”。メラニア夫人の大好きなピンヒールなのであろう。

画像は『NDTV 2017年9月1日付「Donald Trump Misspells ‘Heal’ Again. Twitter Can't Help But Troll Him」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)