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「恋ダンス」動画、米大使館投稿も見えない状態に…レコード会社が削除手続き開始

2017年09月01日 20:12  弁護士ドットコム

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星野源さんが所属するレコード会社「ビクターエンタテインメント」は9月1日から、インターネット動画サイトに投稿されていた「恋ダンス」の踊ってみた動画について、削除の手続きに乗り出した。すでに、在日アメリカ大使館などがYouTube投稿していた動画が見えなくなっている。


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「恋ダンス」は、昨年放送されたTBS系のテレビドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」のエンディングで、主演の星野さんが歌う「恋」に合わせて、新垣結衣さんら出演者が踊ったものだ。さまざまなファンたちが、いわゆる「踊ってみた動画」をYouTubeなどに投稿するなど、社会現象になっていた。


星野さんの所属するレコード会社「ビクターエンタテインメント」は昨年11月、ドラマ放送期間中にかぎり、正規購入した音源を使用した90秒の動画であることなど、一定の条件を満たせば公開を認める声明を出した。同社はさらにドラマ放送終了後の2月、「2017年8月末日」までは著作権法に基づく動画削除の手続きをしないと発表していた。


同社は9月1日、弁護士ドットコムニュースの取材に対して「予想以上の盛り上がりがあり、世間的な話題性、お客様のご支持も拡大したため、応援してくださるお客様へのフォローを念頭にレーベルとして明確な基準を出すべきと判断して関係各所と調整して半年後の8月末までという形となりました」とその経緯を説明した。


今回、その期日がとうとうやって来たというわけだ。ビクターエンタテインメントによると、9月1日から「対象の動画は随時削除している状況」だという。ネット上では残念がる声もあがっているが、同社は「たくさんの皆様に楽しんでいただきましたこと、スタッフ一同感謝と御礼を申し上げます」とファンに向けてコメントした。


(弁護士ドットコムニュース)