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GTアソシエイションとSROがセパン12時間に向けパートナーシップを更新

2017年09月01日 18:22  AUTOSPORT web

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GTAとSRO、12月開催の『モチュール・セパン12時間』へ向けパートナーシップを強化
ブランパンGTシリーズをはじめ、GT3カーレースをプロモートしているSROモータースポーツ・グループは、2018年12月7~10日に開催されるセパン12時間に向け、スーパーGTをプロモートするGTアソシエイションとのパートナーシップを更新したと発表した。

 SROとGTAは、GT3カーを使用するGT300クラスについてパートナーシップを結んでおり、GT300クラスのFIA-GT3車両についてはSROのバランス・オブ・パフォーマンスが使用されているほか、昨年からセパン12時間についても、JAF-GTを含むGT300車両が出場できるようになっている。2016年はGT300車両としてはJAF-GTのTOYOTA PRIUS apr GT、JLOCのランボルギーニ・ウラカンGT3が出場し、ヨーロッパやアジアの強豪と戦った。

 今季のセパン12時間は、昨年同様インターコンチネンタルGTチャレンジの一戦として開催が予定されており、SROでは、このパートナーシップによってGT300、そしてスーパー耐久ST-Xの車両が出場することが期待できるとするほか、今季から開催したブランパンGTシリーズ・アジアでの経験によって、日本語でのブリーフィング開催等、日本チームが参戦しやすい環境が提供できるとしている。

 2016年のセパン12時間ではポルシェ、アウディの2ワークスが激しいつばぜり合いを展開し、それにJLOCのランボルギーニが絡む展開となっていた。今季のエントリーについては、ポルシェが参戦を決めているほか、インターコンチネンタルGTチャレンジにマニュファクチャラー登録しているアウディ、ベントレー、マクラーレン、メルセデスベンツが何らかの形で出場することが予想される。また、GT300チームではないが、すでに出場を決めている日本関連チームもあるようだ。

「GTAはSROと協力して、昨年と同様今季のセパン12時間を成功に導けることを喜ばしく思っている。今年も日本チームとイベントオーガナイザーのつなぎ役を務めたい」とGTA坂東正明代表。

 また、セパン12時間のゼネラルマネージャーを務めるSROのベンジャミン・フラナソヴィッキは「GTAとのパートナーシップは、昨年のセパン12時間の成功の大きな事例のひとつだ」と語った。

「今年もイベントに先立ち、SROはGTAとのパートナーシップを熱望していた。GTAが助力してくれた昨年の日本チームの数は、インターコンチネンタルGTチャレンジのアジアラウンドが、国際的なイベントになることを助けてくれた」

 昨年はヨコハマがワンメイクタイヤに使用されたこともあり、日本勢にとっても走りやすい環境にはあったが、今季はタイヤはピレリが使用される。ただ、来季の鈴鹿10時間がピレリのワンメイクであることを考えると、セパンで経験しておくことは重要にもなる。日本からどんなチャレンジャーが参戦するか、注目したいところだ。