インディカー・シリーズに参戦しているアンドレッティ・オートスポートは、2018年シーズンもホンダエンジンを継続使用することを明らかにした。
シーズン終盤を迎え、ストーブリーグが熱を帯びてきたインディカー。アンドレッティについては、来季からシボレーへエンジンを変更するのではとの憶測が飛び交っていた。
しかし、チームは8月31日に声明を発表。ホンダと「複数年契約」を交わし、来季以降もホンダエンジンを使用していくことを表明した。
「今回の決断に至るまで、さまざまなことを検討していたことは事実だ」と語るのはアンドレッティ・オートスポートCEOのマイケル・アンドレッティ。
「我々は(シボレーとホンダの)両マニュファクチャラーとも友好関係にあり、一定の成果を収めてきたからね」
「今回、ホンダとの関係を続けられることをうれしく思っている。ホンダとは輝かしい成功をともに手にしてきたから、今後について憂いはない」
「彼らとともに成長を続け、素晴らしい結果を手にできると信じている」
ホンダ・パフォーマンス・ディベロップメントの代表を務めるアート・セント・シアーも「マイケル・アンドレッティやアンドレッティ・オートスポートとの友好関係を継続することができ、幸せに思う」と述べている。
「マイケルが述べているとおり、ホンダは彼らとともに輝かしい成功を手にしてきた。インディアナポリス500では、4度の勝利も手にしているんだ」
「また、ホンダがこれまで挙げてきた225勝のうち、47勝はアンドレッティによるものだ。今後も、この数字をより大きなものにできると考えているよ」
使用するエンジンメーカーが確定したことで、チームは今後ドライバーラインアップの確定に注力するという。今季起用しているドライバーのうち、ライアン・ハンター-レイ、マルコ・アンドレッティについては2018年も契約が残っているが、アレキサンダー・ロッシと佐藤琢磨については契約延長の交渉が必要になる。
チームは今後数週間のうちに正式なドライバーラインアップを発表するとしている。