フォーミュラEは8月31日、12月2~3日に開幕する2017/18年シーズンのエントリーリストを発表した。全10チームが名を連ねている。
電気自動車へのシフトが進んでいる欧州の自動車メーカーを中心にワークス参戦が相次いでいるフォーミュラE。その第4シーズンにあたる2017/18年のエントリーリストが発表された。
既報の通り、これまでアプト・シェフラー・アウディスポーツとして参戦してきたアウディは、この第4シーズンから参戦体制を強化。アウディスポーツ・アプト・シェフラーとして、ワークス参戦を開始する。
そのほか新規にワークス参戦するチームはおらず、第4シーズンはルノー(ルノー・e.ダムス)とアウディ、ジャガー(パナソニック・ジャガー・レーシング)の3チームが自動車メーカーの威信をかけて戦いに臨む。
また、昨シーズンから2チームが、名称変更/体制変更を行っている。中国の電気自動車メーカーであるネクストEVは、同社の市販車ブランド『NIO』のプロモーションを強化するべく、『NIOフォーミュラEチーム』に名称を変更。
昨シーズンはファラデー・フューチャーとタッグを組んでいたドラゴン・レーシングは同社との提携を解消して、ドラゴン・レーシングとして参戦する。
アメリカの新興電気自動車ブランドであるファラデー・フューチャーは、第3シーズンからドラゴン・レーシングのテクニカルパートナーを務めていたが、本業の電気自動車開発では工場の建設を中止するなど、資金面で問題に直面していると報じられている。
なお、フォーミュラEは第5シーズンにあたる2018/19年シーズンから新たなシャシーとバッテリーが導入される予定で、この第5シーズンからはBMWが、その翌年の第6シーズンからはメルセデス、ポルシェがワークス参戦を開始することをアナウンスしている。
■2017/18フォーミュラE エントリーリスト(9月1日時点)
・アンドレッティ・フォーミュラE
・アウディスポーツ・アプト・シェフラー
・ドラゴン・レーシング
・DSヴァージン・レーシング
・マヒンドラ・レーシング
・NIOフォーミュラEチーム
・パナソニック・ジャガー・レーシング
・ルノー・e.ダムス
・テチーター
・ベンチュリ・フォーミュラEチーム