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フォーミュラE:12月に開幕する第4シーズンの規則概要発表。シリーズ史上最速のシーズンに

2017年09月01日 11:22  AUTOSPORT web

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欧州メーカーの参戦が相次ぐフォーミュラE
フォーミュラEは8月31日、12月2~3日に開幕する2017/18年シーズンのレギュレーション概要を発表した。

 メルセデスやポルシェなどが続々と参戦を表明しているフォーミュラE。第4シーズンにあたる2017/18年はアウディが体制を強化し、ワークスでの参戦を開始する。

 この第4シーズンでは、予選で使用できるエネルギーは200kWと変わらないものの、レース中に使用できるエネルギーが10kW引き上げられ、180kWとなった。この結果、第4シーズンはフォーミュラE史上最速、最長距離を争うシーズンになるとされている。

 バッテリーは従来と同様、ウイリアムズ・アドバンスド・テクノロジー製のものを採用。第5シーズンからはマクラーレン・アプライド・テクノロジーズ製に切り替えられるため、ウイリアムズ製バッテリーにとっては最後のシーズンとなる。

 またレース中に最速ラップを刻んだドライバーにボーナスポイントが贈られる『Visaファステストラップ』についてもレギュレーションが変更された。

 従来は、レースに出走している全ドライバーが獲得対象となっていたため、トラブルなどでレース序盤に入賞圏内から脱落した場合、レースを走りきることを考えず、エネルギーを大量に使用してファステストラップを刻み、ポイント獲得を狙う場面が多く見られた。

 しかし、第4シーズンからは『Visaファステストラップ』の対象がトップ10フィニッシュを飾ったドライバーに制限されるため、このポイント狙いのアタックを敢行することは不可能となった。

 そのほかの主なレギュレーション変更は以下のとおり。

・同一サーキットで2レースが開催される場合、プラクティスセッションは1回のみとする。

・チームに与えられるプロモーションデーが3日間から6日間に拡充される。このうち3日間はサーキット走行に充てることができ、残りの3日間は公道でのパフォーマンスに使用できる。

・シーズン中にテストデーを設ける。また、ルーキーのみが参加できるプラクティスデーも用意される。