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ホンダF1、イタリアにアップグレード版“スペック3.7”を投入。アロンソがグリッド最後方からのスタートへ

2017年09月01日 07:42  AUTOSPORT web

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フェルナンド・アロンソ(マクラーレン・ホンダ)
マクラーレン・ホンダのフェルナンド・アロンソは、F1イタリアGPで新スペックのパワーユニットを投入し、決勝をグリッド後方からスタートする見込みだと明かした。

 BBC Sportは、ホンダはモンツァでアロンソのマシンに新しいアップグレード版エンジンを搭載すると伝えた。苦しい戦いが予想されるモンツァでグリッド降格ペナルティを受け、好結果が期待されるシンガポールを有利に戦うというプランであるという。この“フェーズ3.7”を使用するのはプラクティス1のみで、その後、ベルギーGPで使用した“3.5”に戻す見込みであるとBBCは伝えている。   

「(モンツァは)僕らとの相性がいいサーキットではない。ペナルティを受けて、最後方からスタートすることになるだろう。難しいレースになるが、それだけに楽しめるんじゃないかな」とアロンソが語ったとRACERが伝えた。    

「(パワーユニットは)“3.7フェーズ”だと思う。今朝、ここに着いた時、状況と(パワーユニットの)名前を聞いたら、今回新しいエンジンを使うのか、今のものを使うのかはまだ決めていないと言われた。でも、新しいエンジンを入れて、ペナルティを受けることが決まった。それが“3.7”だ。正確な違いについては僕はまだ知らないけどね」 

 ベルギー決勝でアロンソはエンジンに問題ありと訴えてリタイアした。その後、ホンダの調査ではそのパワーユニットに不具合は見つからなかったものの、アロンソは、確かにリタイアの数周前にトラブルの兆候が見えたと主張している。しかし現状、このパワーユニットには問題がないため、この“3.5”がイタリアGPのFP2から使用される見込みだ。 

 ホンダはベルギーに“スペック4”を投入することを目指したが間に合わず、“3.5”と“3.6”を持ち込み、最終的にはアロンソとストフェル・バンドーンは“3.5”で戦った。