メルセデスAMGが2017年内のデリバリー開始を目指し開発を進めている『メルセデスAMG GT4』のプロモーション映像が公開された。
このAMG GT4は、GT3カーのコスト高騰などにより、ジェントルマンドライバーを中心に支持を集めているGT4カテゴリーに投入されるマシン。2016年に発売された市販車のメルセデスAMG GT Rをベースに開発が進められている。
AMGはすでに30時間の耐久走行を含む開発テストを行っているほか、開発の一環として8月19日に行われたVLNニュルブルクリンク耐久シリーズ第5戦には2台のAMG GT4が投入された。
レースデビューを果たした2台のAMG GT4のうち、メルセデスAMGテストチーム・ブラックファルコンの52号車は一時上位を走行したものの、レース残り1時間のタイミングでマイナートラブルによりリタイアしたが、メルセデスAMGテストチーム・ウーベ・アルツェン・オートモーティブの54号車はSPXクラスで優勝。そのポテンシャルをみせつけた。
そんなAMG GT4のプロモーション動画では、VLNの映像は使われていないものの、AMG GT4の迫力ある走行シーンを収録。またAMG GT3、AMG GT Rも登場し、サーキットで培われたノウハウが市販車に活用され、その技術がふたたびレースカーに応用されたことが表現されている。