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レッドブル「勝てるマシンを作れなければ、いずれフェルスタッペンを失う」

2017年08月31日 12:22  AUTOSPORT web

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2017年F1第7戦カナダGP決勝 マックス・フェルスタッペン(レッドブル)がトラブルでストップ
レッドブルのオーナー、ディートリッヒ・マテシッツは、マックス・フェルスタッペンが近い将来レッドブルを去る可能性はないが、勝てない状況が続けば、いずれは彼を失うだろうと語った。

 オランダが生んだ天才ドライバー、フェルスタッペンは、F1ベルギーGP決勝で、今季6度目となるリタイアを喫した。またしてもマシントラブルが発生したことで、当然のことながら、ミルトン・キーンズに本拠を置くレッドブルチームとの将来について、懸念が引き起こされることとなった。

 しかし19歳のフェルスタッペンとレッドブルとの現契約は2018年末までとも2019年末までともいわれており、また、今のところ有力チームに空きシートはないため、少なくとも来年は契約に従ってチームに残るしかないものとみられる。

 マテシッツは、今季トラブルが頻発しているフェルスタッペンに同情しているが、フェルスタッペンに他の選択肢はなく、不利な状況でベストを尽くすしかないと主張した。 

「50パーセントの故障率は断じて受け入れられない」とオーストリアの富豪であり有名実業家であるマテシッツはSpeed Weekに述べた。
「(だが)現時点で彼はどこに行けるだろう?」 

 一方でマテシッツは、今の状況が続けばフェルスタッペンを失うことになると、危機感も覚えている。
「しかし、もしマックスに(優れた)マシンを提供できなければ、将来、彼を引き留めることはできないと分かっている」

 マテシッツはトラブルが多発するルノーを非難する一方で、今後エンジンサプライヤーを変更する可能性は低いことを認めた。

「我々の状況は何も変わっていない。メルセデスやフェラーリを手に入れることはできないし、ホンダによって助けられることもないだろう」