プロドライブは2018年のWorldRX世界ラリークロス選手権参戦へ向けて、ルノー・メガーヌをベースとしたメガーヌRXを開発しているが、当初9月に予定されていた実車の発表が2018年にずれ込むことが明らかになった。
2017年2月にラリークロス用マシンの開発をアナウンスしたプロドライブ。当初は9月に実車を披露した後、秋頃には走行テストをスタートさせ、2018年シーズン開幕へ備える予定だった。
しかし、開発スケジュールが当初の予定から遅れているようで、プロドライブのマネージングディレクターを務めるジョン・ガウによれば「今週に入って、ボディワークの製作がスタートした」という。
「GCKルノー・メガーヌRS RXの開発状況には満足しているよ」
「マシンのレイアウト図については100%完成していて、我々が手がけるエンジンも含めた細かなデザインを詰めているところだ。また、いくつかのパーツについては、すでに製造が始まっている」
「シリーズに参戦しているライバルたちは急速に成長していて、すでに充分な経験を積んで熟成が進んでいるマシンに、我々のような新参者が対抗していくことは、かなりチャレンジングなものになりそうだ」
2018年、このメガーヌRS RXをドライブする予定のゲラン・シシェリは「あと数カ月で、僕の長年の夢が叶うと思うとわくわくする」と語っている。
「プロドライブのスタッフたちは、これから難しいタスクに立ち向かうことになるけど、彼らが素晴らしいマシンを作り出すことを確信している」
「だから、今は(スポット参戦する)フランス・ロエアック戦に向けて集中していくよ。そして、この来年メガーヌで戻ることを心待ちにしている」