GTアソシエイションの坂東正明代表は、スーパーGT第6戦鈴鹿1000kmの予選日に行われた定例記者会見のなかで、これまで記者会見内では語っていなかった2018年の第5戦に予定されている富士スピードウェイでのレースについて、レース距離が500マイルになると語った。
第5戦のレース距離については、すでにJAF日本自動車連盟が公開している2018年国際モータースポーツカレンダーのなかで500マイルと明記されているが、坂東代表の口からレース距離が発表されたのは初めてのことだ。
富士スピードウェイでのスーパーGTは第2戦がこれまで500kmレースとして開催されてきたが、第5戦はこれまで300kmレースだった。ただ来季から鈴鹿でのレースが通常の300kmレースになるため、夏の富士戦のレース距離が伸ばされると言われていた。
今回発表されたレース距離は500マイルという長さだが、kmに直すと804.672km。800kmレースになると考えていいだろう。1周4.563kmの富士スピードウェイで考えると、176周ほどになる。また、今季は500kmの第2戦が3時間に満たない時間、300kmの第5戦が2時間に満たない程度で走りきっており、レース時間としては5時間に満たない4時間40分程度になることが予想される。
ピットストップ義務づけが4回になるか5回になるか等の細かい規則は来季にならなければ分からないとは思われるが、これで富士のスーパーGTは第2戦も第5戦も耐久の要素を含んだレースとなる。来季はどういったレースが展開されるのか、注目したいところだ。