ヨス・フェルスタッペンは、自分と息子のマックスは今季テクニカルトラブルが頻発していることで苛立ちが募っていると認め、レッドブル・レーシングとルノーに対し、早急に状況を変えることを強く求めた。
マックス・フェルスタッペンは、日曜日に行われたF1ベルギーGP決勝でエンジンにトラブルが発生し、7周リタイアという結果に終わった。リタイアはこれで今シーズン6度目で、そのうち4度はマシントラブルが原因だった。
今のところヨスとマックスの父子はともにレッドブルとともに戦っていくことに注力しているものの、チームに対するフラストレーションと疑問は必然的に高まっている。
オランダのテレビ局Ziggo Sportから今後レッドブルを離れることを検討しているのかと聞かれたヨスは「その質問をすべきタイミングはいまではないと思うが、ともかくあらゆることに疑問を持ち始めている」と答え、さらに以下のように続けた。
「マックスがとてもがっかりしていることには気づいている。物事がこんな風にしか進まないときにモチベーションを維持し続けるのは難しい」
「つまり、彼は予選でとてもいい走りをした。チームメイト(ダニエル・リカルド)よりもコンマ5秒速く、フェラーリ勢のすぐ後ろにつけることができた」
「それなのに(決勝で)7、8周走った後に、またもやコースの外側に立つはめになっているんだ。こんなことは起きるべきではない。トップチームのひとつなのだからなおさらだ」
ヨスはまた、マックスのマシンに信頼性のトラブルが集中するのはドライビングスタイルが原因なのではないかという見方を一蹴した。
「マックスは何ひとつ間違ったことをしていない。彼がマシンに負荷をかけ過ぎているのではないかと聞く人がいるが、まったくばかげた発想だ」
「彼がエンジンの回転を上げ過ぎたりして、マシンを壊すようなことををするわけがない。我々全員、何が問題なのか分かっている。単に機材が十分に良いものではないというだけのことなのだ」
「まずは皆でいったん気持ちを落ち着けて、それから話し合うべきだろうと思う。物事がこのまま進んでいくようだと、我々も今のままではいられなくなるからね」