トップへ

ミハエル・シューマッハーの初優勝から25周年。F1ベルギーGPでミックが父のベネトンを駆りデモ走行

2017年08月30日 07:12  AUTOSPORT web

AUTOSPORT web

あの日のミハエルが帰ってきたような、ミック・シューマッハーのデモ走行
F1ベルギーGPの決勝前、ミック・シューマッハーは父ミハエルが1994年に初のドライバーズタイトルを獲得したベネトンB194のステアリングを握り、デモ走行を行った。

 1992年ベルギーGPでのミハエル・シューマッハーの初優勝から25周年を記念して行われたこのイベントで、今季ヨーロピアンF3選手権に参戦している18歳の長男ミックがドライバーを担当。この日のために右半分は自身の、そして左半分は父ミハエルのベネトン時代のカラーリングが施されたスペシャルデザインのヘルメットが用意された。

Mick Schumacher Spa 2017. 25th Anniversary of Michael Schumacher's first F1 win in Spa 1992.#TeamMichael #KeepFightingMichael @schumacher pic.twitter.com/FftamyQFT1— Jens Munser Designs (@JMD_helmets) 2017年8月27日

すべてをミハエルのカラーリングにせず、親子で走りたかったミック





 大勢の報道陣やファンに見守られ、ベネトンB194でスパ・フランコルシャンを1周したミックは、「父のF1マシンで走れるなんて、とても素晴らしい」と喜びを語った。


 ミハエル・シューマッハーは1991年ベルギーGPでジョーダンからF1デビュー(予選7位/決勝リタイア)、翌92年のベルギーGPでベネトンB192・フォードで初勝利を挙げるなど、故郷ドイツ・ケルペンから最も近いF1サーキットのベルギー、スパ・フランコルシャンとは何かと縁が深い。




 
 ちなみに今回ミックが乗ったマシン、ベネトンB194・フォードで戦った1994年のベルギーGPでは、ミハエルは後続に20秒以上の大差をつけトップチェッカーを受けたものの、レース後の車検でスキッドブロック(車両下面の木製の板)が規定よりもすり減っていたため失格となっている。


Ich kriege das Lächeln nicht weg, was für ein Gefühl 👍 I am still smiling, what a feeling! @f1 #TeamMS #TeamMichael #KeepFighting Mick Schumacherさん(@mickschumacher)がシェアした投稿 - 2017 8月 27 12:01午後 PDT

動画:ミック・シューマッハーが高らかなサウンドを轟かせベネトンB194でコースイン