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イヴァンカ・トランプのツイートに痛烈批判 ハリケーン被害に同情も「自分は豪邸でのうのうと…」

2017年08月29日 21:04  Techinsight Japan

Techinsight Japan

イヴァンカに対して大統領批判まで(画像は『Ivanka Trump 2017年8月28日付Twitter「As we pray for those affected by #HurricaneHarvey, let us also honor all of the brave heroes and first responders. #HoustonStrong」』のスクリーンショット)
ドナルド・トランプ大統領の自慢の娘で、現在は大統領補佐官として父のもとで働いているイヴァンカ・トランプ。そのイヴァンカが、先日米テキサスを襲ったハリケーンで被害を受けた人々を救おうと懸命に救助活動にあたった勇敢な人々を称賛する言葉をTwitterに書き込んだところ、フォロワーの多くからは思いもよらぬコメントを多数書き込まれてしまった。

テキサスを襲ったハリケーンで、 3万人を超えるとされる住民が避難を余儀なくされたと報じられている。そんな中、命がけで救助活動にあたった人々をイヴァンカ・トランプが称賛し、こちらの写真に添えて以下の文章をTwitterにアップした。

「ハリケーン“ハービー”の影響を受けた皆様のためお祈りすると同時に、勇敢な英雄たち、そして緊急に対応してくださった皆さんを称賛いたしましょう。 #ヒューストンは強い」

これを読んだ人々の多くが、「今は何よりも大統領が救援資金を工面すべき」と感じたもよう。イヴァンカのTwitterには、以下のようなコメントがずらりと書き込まれている。

「あなたのお父さんが、(国境に)壁をたてるかわりにテキサスを救うべくお金を使えば、少しは状況が良くなるだろうに! 強欲なトランプ一家め。援助はしないのだから!」
「豪邸で腰を下ろし、2万ドルのベッドで眠り、中国製の自社製品を売っているんだ。あなたに、そんなことを言うのは容易いことなんだろう。もしアメリカ国民に違う目で見られたいのなら、まずはそこに出向き自分で一役買えば良い。」

「命をかけてハリケーン被害者の救助にあたった人々を称えましょう」というイヴァンカの考え方が間違っているわけではないが、国民の多くは「メキシコ国境に巨大な壁を建てよう」というトランプ大統領に苛立って仕方がないもよう。しかし大統領は間もなく現地入りする予定で、「テキサスと(同じく被害の大きかった)ルイジアナに100パーセントの支援をする」と記者会見で約束。「アメリカは一つの家庭のようなもの。この事態を乗り切り、さらに強い国家になるだろう」と述べ、長期化するであろう地域復興にかかる資金に関しても「必要なものは揃える。しかも迅速にだ」と断言している。

国民の苛立ちも十分に理解できるが、水が溢れかえる通りで女性や子ども達を必死に救助した勇敢な人々にはやはり敬意を表したい。想像を絶する巨大ハリケーンの直撃で死者も出る中、家族もいるであろう多くの隊員達が救助活動に尽力し、大勢の人々を安全な場所に導いている。

画像は『Ivanka Trump 2017年8月28日付Twitter「As we pray for those affected by #HurricaneHarvey, let us also honor all of the brave heroes and first responders. #HoustonStrong」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 ケイ小原)