慰めになるかどうかはわからないが、ルノーのアドバイザー兼ブランドアンバサダーを務めるアラン・プロストが、F1ベルギーGPでのエンジントラブルについて個人的にマックス・フェルスタッペンに謝罪したという。
フェルスタッペンにはベルギーGPでも信頼性の問題が続いた。パワーユニットのシリンダーがシャットダウンしたため、彼はケメル・ストレートでマシンを停めることになってしまったのだ。
フェルスタッペンのリタイアは今シーズン6度目であり、そのうちメカニカルトラブルによるリタイアとしては4度目となる。
4度の世界チャンピオンであるプロストは、ルノーが早急に問題を解決する必要があることを認めた。プロストはフランスの放送局Canal+に次のように語っている。
「今シーズンのマックスの6度のリタイアは、すべてではないにしろ多くがルノーの落ち度によるものだ。私は個人的に彼とチームのところへ行き、ルノーを代表して謝罪した」
「少なくとも我々がパワーユニットを供給しているチームを見たかぎりでは、片方のドライバーがもう一方よりも余計にトラブルに見舞われてしまうようだ。彼の場合も同様だ」
「彼はもどかしく思っている。大きな才能があり、先頭集団で戦いたがっているのだから、この状況に折り合いをつけるのは簡単ではないだろう」
「残念なことだし、我々は問題を解決する必要がある。しかし、信頼性を犠牲にしてパフォーマンス向上を狙うような状況ではないとも思っている」