IMSAウェザーテックスポーツカー選手権第10戦、ダンビル/アメリカ
バージニアで7位と8位でゴールしたポルシェGTチーム
ポルシェAG(本社:ドイツ、シュトゥットガルト 社長:オリバー・ブルーメ)のニューポルシェ911 RSRは、バージニア・インターナショナル・レースウェイで開催されたIMSAウェザーテックスポーツカー選手権第10戦において912号車のステアリングを握るローレンス・バンスール(ベルギー)/ジャンマリア・ブルーニ(イタリア)組は7位で、もう一台の911号車を駆るパトリック・ピレ(フランス)/ディルク・ウェルナー(ドイツ)組は8位でゴールしました。
アメリカ・バージニア州の5.263kmサーキットにて92周で争われたレースで、チームとドライバーによる徹底的な準備と見事なパフォーマンスが報われることはなく、トップポジションを争うことができませんでした。
510PSのポルシェ911 RSRは今シーズン、IMSAのライムロックパークで初優勝、エルクハートレイク(ロード・アメリカ)で2位を獲得しています。
IMSAウェザーテックスポーツカー選手権第11戦はカリフォルニア州ラグナセカにて9月24日に開催されます。
レース後のコメント
GTモータースポーツ総合プロジェクトリーダーのマルコ・ウジュハシ
「予選が終わった段階で厳しいレースになることは明らかでした。そこで私達はライバルほど最高速度が出なかったので、長いフルスロットル区間を備えたこのサーキットのために特別な戦略を考え出しました」
「戦略がうまく機能するためにはセーフティカーの出動が必要でしたが、今日はそれがありませんでした。あらゆる手を尽くしましたが結局のところ我々にとっては非常に厳しいレースになりました」
「今後、IMSAが今回のレースをよく分析して適切な結論を引き出すことを希望します。そして次のラグナセカでは先頭集団に戻ることを確信しています」
ローレンス・バンスール(911 RSR #912)
「もちろん望むような結果ではありませんでした。911 RSRは順調に走り、ステアリングを握った感じも悪くありませんでした。しかし、特にストレートでのペースが上がらないのは誰の目にも明らかでした。このサーキットではその影響が顕著でした」
ジャンマリア・ブルーニ(911 RSR #912)
「最高速度に達しないことを除いて問題はありませんでした。週末全体を通してチームの作業も見事でした。残念な結果に終わりましたが、うなだれる必要はありません。チームで団結してラグナセカで良い結果を出したいと思います」
パトリック・ピレ(911 RSR #911)
「厳しいレースになりました。5コーナーでミスをして草むらに乗り上げた僕にとっては特にそうです。しかしこの失敗がなくても、スピードが十分ではありませんでした」
ディルク・ウェルナー(911 RSR #911)
「予想どおり厳しいレースとなりました。いつものように準備は万端でしたが、このサーキットでは速さが十分ではありませんでした。特にエンジンのパワー不足が目立ちました。とりあえずこの結果を受け入れて、残りのレースでは再び良い結果を出したいと思います」
レース結果
GTLMクラス
1.ガルシア/マグヌッセン(スペイン/デンマーク)、コルベット、93周
2.ウェストブルック/ブリスコー(イギリス/アメリカ)、フォードGT、93周
3.フィジケラ、バイランダー(イタリア/スウェーデン)、フェラーリ488 GTE、93周
4.オーバレン/シムズ(アメリカ/イギリス)、BMW M6、93周
5.ハンド/ミューラー(アメリカ/ドイツ)、フォードGT、92周
6.ギャビン/ミルナー(イギリス/アメリカ)、コルベット、92周
7.バンスール/ブルーニ(ベルギー/イタリア)、ポルシェ911 RSR、92周
8.ピレ/ウェルナー(フランス/ドイツ)、ポルシェ911 RSR、92周
9.エドワーズ/トムチェク(アメリカ/ドイツ)、BMW M6、72周
GTDクラス
1.ルイス/ムル(アメリカ/オランダ)、ランボルギーニGT3、91周
2.クリングマン/クローン(ドイツ/フィンランド)、BMW M6、91周
3.キーティング/ブレークモレン(アメリカ/オランダ)メルセデスGT3、90周
6.マクニール/ジャネット(アメリカ/アメリカ)、ポルシェ911 GT3 R、89周
8.ブラウン/ベネット(アメリカ/アメリカ)、ポルシェ911 GT3 R、89周
9.ロング/モラド(アメリカ/アメリカ)、ポルシェ911 GT3 R、89周
10.ベルクマイスター/リンジー(ドイツ/アメリカ)、ポルシェ911 GT3 R、88周