パスカル・ウェーレインは、来季はザウバーF1でのシートをフェラーリ傘下のジュニアドライバーに明け渡さなければならない可能性があることを認めた。
ザウバーはホンダとのパワーユニット提携をキャンセルし、フェラーリとの契約延長を決めた。そのためフェラーリがザウバーを事実上の“Bチーム”とみなし、若手ドライバー育成の場にしようとしているとの憶測が強まっている。
「フェラーリがドライバーを売り込みたがっているのは明らかだ。ふたりの優秀なドライバーがいるのだから、当然だろう」と、ウェーレインはフェラーリのジュニアドライバーであるアントニオ・ジョビナッツィとシャルル・ルクレールについて言及。自身の来季については次のように述べた。
「僕の2018年のプログラムについては、まだ何もわからない。代わりのプランもない。でもまだ8月なんだ。今シーズンの契約を僕が結んだのは今年1月のことで、その前の年は2月だった。でも2018年に関してはもう少し早い時期になることを願っているよ」
メルセデスのジュニアドライバーであるウェーレインは、2018年に一時しのぎとしてリザーブドライバーを務めることは考えていないと話した。
「いまは、そういったことを議論しても無駄だ。話し合いは進んでいる。たいていの場合はいろいろな選択肢が出てきて、最良なものを選ぶようになる」
ウェーレインは、ザウバーが2018年型マシンに焦点を切り替えることを望んでいると最後に付け加えた。
「マシンの構成は、最終戦のアブダビGPまで変わらないようだ。それでもセッティングについては、まだできることがある」