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ジャレッド・レト 自殺した「リンキン・パーク」チェスターを思いスピーチ

2017年08月28日 21:23  Techinsight Japan

Techinsight Japan

自殺したチェスター(左)への思いを語ったジャレッド・レト
人気バンド「リンキン・パーク」の歌手チェスター・ベニントンが生前親しくしており、彼の突然の自殺には酷いショックを受けたという俳優・歌手のジャレッド・レト。チェスターの死後には「レジェンドを喪ってしまった」ともツイートしていた彼が、このほど開催された『MTV Video Music Awards』でチェスターへの思いを改めて語った。

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このほどバンド「サーティー・セカンズ・トゥー・マーズ」での活動でも知られる俳優ジャレッド・レトが『MTV Video Music Awards』に登場し、自らの命を絶ち世界中の音楽ファンに衝撃を与えたチェスター・ベニントンについてこう語った。

「チェスターは僕の友人で多くの人にとっても彼は友人だった。彼の生き方を見て、大事なことを学べたんだ。特に必死に働くこと、また働きながらも夢を追い、人に親切にすること。そして思いやることも教えてもらえたんだ。」
「チェスターのことを思うと、彼の顔が目に浮かぶ。いつも笑顔だった彼の顔がね。率直だったし、僕に対しすごく親切に接してくれた。僕のきょうだいやバンドのメンバーにもだ。」
「チェスターの奥さん、そして彼が遺した計6人の素晴らしい子ども達のことも考えています。彼のご遺族、彼のきょうだい同然だったバンドの皆さん、それに彼の声も覚えています。あのデリケートかつ激しい歌声をね。彼の声は、永遠に生き続けることでしょう。」

またジャレッドは悩みを抱えているかもしれない一部視聴者らに対し、こう訴えた。

「もしこれを見ている人の中に精神的な問題に苦しんでいる人がいたら…。僕の話を聞いてくれ。君はひとりじゃない。」
「最悪な時期を経ると、人生で最大の打開策が見つかるものなんだ。」

今年はチェスターと親しかった歌手クリス・コーネルも春に自殺し、チェスターはクリスの誕生日に命を絶った。素晴らしい歌手2人を亡くした音楽業界、バンドメンバー達、世界中のファン、そして誰より家族の嘆きは計り知れない。



(TechinsightJapan編集部 ケイ小原)