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MotoGP:ホンダ・チーム・アジア 2017年第12戦イギリスGP 決勝レポート

2017年08月28日 12:42  AUTOSPORT web

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ホンダ・チーム・アジア 2017MotoGP第12戦イギリスGP 決勝レポート
アティラプワパがイギリスGPで14位
鳥羽は無念のリタイア

Rd.12 イギリスGP
シルバーストン・サーキット
コンディション: ドライ
気温: 23℃ 路面: 40℃

 イギリスGPのMoto3クラス決勝レースで、Honda Team Asiaのナカリン・アティラプワパがめざましい追い上げを見せて14位でゴールを果たしました。チームメートの鳥羽海渡はレース中に体調が悪化し、9周目にピットに戻ってリタイアを余儀なくされました。

 8列目23番グリッドからレースに臨んだアティラプワパは、1周目で17番手まで順位を上げると、上位グループのライダーたちを追いかけながら激しい順位争いを繰り広げました。レースは最終ラップに転倒者が出て赤旗中断で終了となりましたが、アティラプワパは最後まで生き生きした走りを続けました。

 鳥羽は、4列目11番グリッドからスタート。午前のウォームアップで他車の転倒に巻き込まれた影響により、レース中に目眩と集中力低下に苦しみ、残念ながらピットへ戻ってリタイアせざるをえませんでした。

 第13戦サンマリノGPは、9月8日(金)午前9時(日本時間同日午後4時)にMoto3クラスのフリー走行1回目がスタートします

ナカリン・アティラプワパ(14位/35’56.840/+3.812)
「今まで上位グループで走ったことがなかったので、今日はとても貴重な経験になりました。レース中は多くの選手たちとバトルをし、Moto3クラスで最高のレース内容になったと思います。今日は、タイヤの温存やペースの維持についてたくさん学ぶことができました」

鳥羽海渡(DNF/20’33.541/+7Laps)
「転倒直後は大丈夫だったのですが、決勝レースが始まると目眩と吐き気がして、集中力も低下してきました。意地でも最後まで走りたかったのですが、残念ながらリタイアせざるをえませんでした。朝の転倒は避けようがなかったので、運が悪いとしか言いようがありませんが、これもレースです。次のサンマリノGPではいいレースをしてみせます」

岡田忠之 チーム監督
「ナカリンは、あんなに後方のスタートだったにもかかわらず、めざましい追い上げで最後までトップグループについて走り、とてもがんばったと思います。この結果はなにより彼自身の自信を深めるうえで、とてもいいレースになりました。海渡のウォームアップでの転倒は、彼のミスや責任ではなく、予選位置もいいスタートだっただけにかわいそうな結果になってしまいました。安静にして体調を回復し、次のレースでは力強い走りを見せてくれるでしょう」