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舞台版『池袋ウエストゲートパーク』、主人公マコト役は大野拓朗

2017年08月28日 11:41  CINRA.NET

CINRA.NET

マコト役の大野拓朗
ミュージカル『池袋ウエストゲートパーク SONG&DANCE』の主演を大野拓朗が務めることが発表された。

12月23日から東京・池袋の東京芸術劇場、2018年1月19日から兵庫・兵庫県立芸術文化センターで上演予定の同公演。石田衣良の小説『池袋ウエストゲートパーク』をもとに、脚本・作詞に柴幸男(ままごと)、演出に杉原邦生(KUNIO)、振付に北尾亘(Baobab)を迎え、2013年から上演に向けたワークショップが行なわれてきた。今回の公演では原作の『サンシャイン通り内戦』を群舞とオリジナル楽曲によって舞台化する。

大野拓朗が演じるのは、「池袋一のトラブルシューター」と呼ばれる主人公のマコト役。宮藤官九郎が脚本を手掛けたドラマ版では長瀬智也が演じたキャラクターだ。

大野は「この作品への出演が決まったと聞いたときは、シビレました」とオファーを受けた時の感想を語っているほか、「マコトやキングを始め、カリスマたちの輪の中に入りたいとずっと思っていました。それが本当に叶うなんて。それもマコトとして生きることができるなんて。感激です。マコトとして、たくさんの愛を持って、楽しく舞台上で生きられたらなと思います」と意気込みを語っている。

マコト以外のキャストはこれまで2回にわたって行なわれたワークショップや、昨年末のオーディションの参加者から選出。また公演のハイライトとなるチーム同士の抗争シーンでは、公募によって選ばれたストリートダンスカンパニーが日替わりで登場し、観客の反応で勝敗を決めるダンスバトル形式での上演を構想しているという。チケットの発売は東京公演、大阪公演共に10月を予定している。

■大野拓朗のコメント
この作品への出演が決まったと聞いたときは、シビレました。まず、大好きな石田衣良さんの作品であり、しかもその中でも大好きなIWGPを舞台化である、そして自分が主演させていただけることにシビレたのです。
IWGPは、小説はもちろん、ドラマもリアルタイムでも観ていましたし、DVDボックスも持っています。
マコトやキングを始め、カリスマたちの輪の中に入りたいとずっと思っていました。それが本当に叶うなんて。それもマコトとして生きることができるなんて。感激です。マコトとして、たくさんの愛を持って、楽しく舞台上で生きられたらなと思います。
この作品のキーワードは「誰もが憧れてしまうカリスマ性」だと思います。登場人物たちの持っているカリスマ性を、音楽・ダンスの力を借りて表現できたらと思っています。
生の舞台ですから、登場人物たちの熱を目の前で、お客様の五感で感じていただけたらと思いますし、幅広く表現のできるミュージカルで、このIWGPワールドを炸裂できたらと思っています。

■杉原邦生のコメント
大野さんを初めて見たのはNHK朝の連続テレビ小説の『とと姉ちゃん』でした。
その役の印象が、爽やかだけど頼りない間抜けな青年というものだったので、ミュージカル『ロミオ&ジュリエット』で、ロミオ役の大野さんを観たとき、まったく違った印象にとても驚きました。
舞台に立つその姿は精悍かつ繊細で、大胆さと柔らかさを持ち合わせていました。
そんな大野さんならきっと、彼にしかできないマコトを体現してくれるはずと確信を持ちました。
大野さんと一緒に、舞台でしか成し得ない新たな『池袋ウエストゲートパーク』がつくれることを、いまから楽しみにしています。