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MotoGPイギリスGP決勝:ドビジオーゾが今季4勝目でランキングトップに浮上

2017年08月28日 00:52  AUTOSPORT web

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アンドレア・ドビジオーゾ/ドゥカティ・チーム
MotoGP第12戦イギリスGP、MotoGPクラスは、イギリスのシルバーストンサーキットで決勝レースを行ない、アンドレア・ドビジオーゾ(ドゥカティ)が優勝した。

 MotoGPクラスの決勝レースは気温25度、路面温度40度のドライコンディションで争われた。好スタートを切ってレースをリードしたののはバレンティーノ・ロッシ(ヤマハ)。ロッシは3周目には後続に約1秒1のリードを取り序盤のトップを快走。後方ではマルク・マルケス(ホンダ)、マーベリック・ビニャーレス(ヤマハ)、カル・クラッチロー(ホンダ)が接戦を展開しながら、少しずつロッシとの差を縮めていく。

 レース中盤の11周目にドビジオーゾがビニャーレスを交わして2番手に浮上。二人が争ったことで、ロッシのリードが一瞬広がるが、逃げるまでには至らない。14周目にトップ集団につけ、3番手走行中だったマルケスのマシンが突然エンジンブロー、マルケスはマシンを止めてリタイアとなってしまう。

 14周目にはドビジオーゾがロッシとの差を急速に縮め、ロッシとドビジオーゾのトップ争い、やや離れてビニャーレスとクラッチローの3番手争いとなる。しかし、すぐにトップ争いは再び4人のライダーによるバトルとなり、18周目のハンガーストレートエンドの7コーナーでドビジオーゾがロッシを交わしてトップに浮上する。ここからドビジオーゾが逃げにかかり、2番手に後退したロッシは、ビニャーレスの追撃を受け、19周目にビニャーレスが2番手に浮上する。ビニャーレスはそのままトップを行くドビジオーゾとの差を縮めていくが、勝負をかけるまでには至らず、ドビジオーゾがトップを守り切って優勝。今シーズン4勝目、オーストリアに続いて連勝を記録した。

 ビニャーレスが2位、ロッシが3位表彰台を獲得。僅差の4位にホームレースのクラッチローが続き、インディペンデントチーム勢のトップを獲得した。

 ランキングトップのマルケスがノーポイントに終わったことで、チャンピオンシップ争いではドビジオーゾがランキングトップに浮上。マルケスが9ポイント差のランキング2位に後退。ビニャーレスが13ポイント差のランキング3位、ロッシが26ポイント差のランキング4位となった。

 5位にホルヘ・ロレンソ(ドゥカティ)、6位にヨハン・ザルコ(ヤマハ)、7位にダニ・ペドロサ(ホンダ)、8位にスコット・レディング(ドゥカティ)、9位にアレックス・リンス(スズキ)、10位にアルバロ・バウティスタ(ドゥカティ)が入賞。

 ポル・エスパルガロ(KTM)は11位に入賞したが、チェッカー直後の1コーナーで転倒を喫してしまった。、ティト・ラバット(ホンダ)が12位、カレル・アブラハム(ドゥカティ)が13位、エクトル・バルベラ(ドゥカティ)が14位、ロリス・バズ(ドゥカティ)が15位に入賞16位にジャック・ミラー(ホンダ)、17位にブラドリー・スミス(KTM)の順でチェッカーを受けた。

 アレイシ・エスパルガロ(アプリリア)は残り2周でリタイア。ダニロ・ペトルッチ(ドゥカティ)は18周目の11コーナーで転倒したアンドレア・イアンノーネ(スズキ)に巻き込まれて両者転倒リタイアに終わった。サム・ロウズ(アプリリア)は6周目に転倒リタイア。ジョナス・フォルガー(ヤマハ)は朝のウオームアップセッションで転倒を喫し、決勝レースに出走しなかった。