8月27日に決勝レースが行われたスーパーGT第6戦鈴鹿1000kmで、レース終盤の155周目に逆バンクでクラッシュしたVivaC 86 MCの松井孝允だが、幸い怪我はなかった。
松井孝允と山下健太のドライブで、ポールポジションからGT300クラスをリードしていたVivaC 86 MCだが、松井に交代した最終スティントでは、「意外とタイヤが厳しかった」と2番手を走っていたLEON CVSTOS AMGの追撃を許し、150周目に2番手にドロップしていた。
その後、松井はLEON CVSTOS AMGの蒲生を追っていたが、逆バンクで「突然滑って、そこからの反動は一瞬でした」とスピンを喫し、スポンジバリアにヒット。マシンが逆さまになってしまうショッキングな映像が映し出された。
ただ、スポンジバリアが衝撃を吸収し、ヒットした反動で逆さまになっていたため、「見た目ほど衝撃はなかったです」と松井。自力でコクピットから脱出し、メディカルで検査を受けた後、元気な姿でピットに戻った。
この取材時にはピットにはVivaC 86 MCは戻っていなかったため「実際にクルマを見てみないとダメージは分からないけど、孝允に怪我がなかったのは良かった」と土屋武士監督。松井は「タイでしっかり取り返したい」と昨年勝利を飾った次戦でのリベンジを誓っていた。