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イデミツ・ホンダ・チーム・アジア 2017MotoGP第12戦イギリスGP 予選レポート

2017年08月27日 17:52  AUTOSPORT web

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中上貴晶/イデミツ・ホンダ・チーム・アジア
イギリスGPの予選で中上が4番グリッドを獲得
パウィは11列目から決勝へ

2017年8月26日(土)
Rd.12 イギリスGP
シルバーストーン・サーキット
コンディション:ドライ
気温:22℃ 路面:35℃

 シルバーストーン・サーキットで土曜日午後に行われたMoto2クラスの予選で、IDEMITSU Honda Team Asiaの中上貴晶は4番手タイムを記録。明日のイギリスGPの決勝レースは、2列目4番グリッドから臨みます。チームメートのカイルール・イダム・パウィは、11列目32番グリッドを獲得しました。この予選で中上が記録したベストタイムは2分6秒936。パウィのタイムは2分9秒884でした。

 午前のFP3は、曇天で昨日よりもやや冷えたコンディションになりました。中上とパウィは、セットアップを研ぎ澄ませるためにそれぞれしっかりと走行を続け、中上は8番手、パウィは32番手となりました。

 午後の予選で中上は、過去にポールポジション(2013年)と2度の表彰台(13年、16年)を獲得している相性のよさを存分に発揮して、ポールポジションから0.364秒という僅差で4番グリッドを獲得しました。明日午前のウォームアップセッションではマシンの最終確認を行い、万全の状態で午後の決勝レースに挑みます。パウィもセッションごとにセットアップを着実に進め、金曜午前のFP1から3.979秒もタイムを短縮しました。

 明日は、現地時間午前10時30分(日本時間午後6時30分)から20分間のウォームアップ走行を行い、18周の決勝レースは午後2時(日本時間午後10時)にスタートします。

中上貴晶 (4番手 / 2'06.936 / +0.364)
「FP3まで抱えていた二次旋回の課題が午後に改善し、予選では序盤からペースを上げて走ることができました。ユーズドタイヤでも2分7秒前半で周回できているので、トップ争いができるペースを十分に持っています。明日はチームとともに力を合わせてがんばります。自分の力で序盤から積極的にレースを組み立てることができれば、結果は自ずとついてくると思います」

カイルール・イダム・パウィ(32番手 / 2'09.884 / +3.312)
「初日の2分13秒台から予選で2分9秒台まで到達したのは大きな前進だと思いますが、まだ改善の余地はたくさんあります。特に低速コーナーでの旋回力を上げられるように、明日のウォームアップでチームとともにトライます。レースではさらにラップタイムを更新できるように、全力で挑みます」

岡田忠之 チーム監督
「中上は、過去2レースの苦戦から脱却して、ようやく本来の力が戻ってきました。ライバル勢も速い選手ばかりですが、明日は序盤でペースをつかむことができれば、いいレースをしてくれると信じています。パウィは少しずつラップタイムを詰めてきました。今の苦労は必ず来シーズンの糧になります。彼にプレッシャーをかけていないので、レースではリラックスして、多くのことを学んでほしいです」