バンドーン「アロンソをQ3に送り込めず残念。でも最高のチームワークだったよね」マクラーレン・ホンダF1

2017年F1ベルギーGPの土曜予選で、マクラーレン・ホンダのストフェル・バンドーンは15位だった。

　バンドーンのパワーユニットは今週末初めにアップデート版に交換されたが、FP2の後、ICEのデータにトラブルの兆候が見えたため、予防的措置でICE、ターボチャージャー、MGU-K　MGU-Hが再度交換された。そのためにチームはカーフュー（労働禁止時間の規則）を破って作業を行った（ペナルティはなし）。

　バンドーンはパワーユニットに加えギヤボックスも交換することによって合計65グリッド降格され、最後尾スタートになる。

　予選前にバンドーンの最後尾への降格が決まっていたため、チームは予選に関してはフェルナンド・アロンソにできるだけ上位を確保させることに集中、ドライバーふたりがトウを利用し合いながら走る戦略を立て、バンドーンはアロンソのタイム向上に貢献した。

■マクラーレン・ホンダ・フォーミュラ1チーム
ストフェル・バンドーン　予選＝15位
　わりとポジティブな一日だったよ。最後尾スタートになるのは分かっていたから、今週末はずっと決勝への準備をしてきた。
　　　
　今日はフェルナンドを助けて、2台そろってQ2に進出し、彼にスリップストリームを使わせるという計画に沿って走った。彼があと一歩のところでQ3入りを逃したのは残念だったけど、明日の決勝に気持ちを集中させていこう。僕は20番グリッドからスタートすることになるので、かなり頑張って挽回しなければならない。

　昨日のプラクティスセッションの時のように、典型的なスパウェザーになるといいな。間違いなく僕らには助けになるはずだ。


　ここではQ3に進出するのは簡単ではないと最初から分かっていた。でも今日はやれることをすべてやったよ。全力でチームを助けようとした。フェルナンドは惜しかったね。残念だ。　　　

　でも今日のチームワークは素晴らしかったと思う。フェルナンドとはすごくいい関係を築いているんだ。僕らがうまく協力し合って仕事に取り組んでいることを今日改めて証明した。いずれ僕が彼の助けを必要とする時が来るはずだよ！　　　

　僕にとって特別な週末だ。たくさんのファンが来てくれているし、家族や友人も応援しに来てくれている。ホームグランプリではそういうことがモチベーションをさらに高めてくれるよね。