プレスインフォメーション 2017年8月26日
ポルシェ カレラカップ ジャパン 2017 第9戦(鈴鹿)予選レポート
鈴鹿市. ポルシェ ジャパン株式会社(本社:東京都港区 代表取締役社長:七五三木 敏幸)とポルシェ カレラカップ ジャパン(PCCJ)委員会は、ポルシェ カレラカップ ジャパン 2017シリーズ第9戦の予選を、鈴鹿サーキット(三重県)で2017年8月26日(土)に開催いたしました。
ポルシェ カレラカップ ジャパン 2017 第9戦(鈴鹿)予選レースレポート
天候:晴れ 路面:ドライ 気温:33度 路面:48度(セッション開始時)
2017年シーズンのポルシェ カレラカップ ジャパン(PCCJ)の第9戦は、今シーズン初の鈴鹿サーキットでの開催となる。そのため予選前日の25日に行われた専有走行では、全員エントラントがドライバーズサーキットである鈴鹿のコースを確かめるように積極的に走り込みを行った。
真夏日となったこの専有走行で、1回目、2回目ともにトップタイムを記録して総合トップとなったのは2017年PCCJスカラシッププログラムドライバーの#17 上村優太。
2番手には現在オーバーオール・ランキングトップで、今回ジェントルマンクラスのチャンピオン決定が掛かっている#9 武井真司、3番手は2016年のPCCJスカラシッププログラムドライバーであった#89 三笠雄一となった。
ジェントルマンクラス2番手には#32 永井秀貴、3番手には#25 内山清士が続いた。
26日(土)は、明け方に雨が降るもPCCJの予選スタートとなった13時45分には完全ドライ状態に。気温も徐々に上昇し、予選開始時には33度、路面温度は48度になっていた。
シグナルがグリーンに変わると同時に全17台がコースイン。3周目には早くもトップ3台が2分8秒台に突入するなか、#36のリザーブドライバーとして参戦するタイ人のタナルト・サティエンティラクルが2分8秒267でトップに立つ。
サティエンティラクルはPCCA(ポルシェ カレラカップ アジア)に参戦中のドライバーで、PCCJには第7-8戦の富士大会へスポット参戦し、2戦連続2位(PCCJ賞典外)でゴールしている。
しかしPCCJのレギュラードライバーたちも意地のアタックラップを見せる。サティエンティラクルがトップタイムを記録したすぐ翌周には、#17 上村が2分7秒036でトップとなり、#89 三笠が2番手に続く。その直後、1台のマシンがコースアウトを喫し、予選は赤旗中断となる。
ピットに戻った各車はニュータイヤを装着し、ピットロードで予選再開に備える。
残り14分でふたたび始まったセッションでさらにタイムアップを果たしたのは#17上村。自身が記録した前日のベストタイムを大きく上回る2分6秒379をマークしてポールポジションを獲得した。
#17 上村は、「昨日の専有走行から調子が良かったので、今日は6秒台を出したいと思っていました。その通りになって嬉しいです。明日の決勝はスタートから飛び出して、トップでチェッカーを受けたいですね」と語る。2番手となった#89 三笠は、「上村選手とのタイム差は悔しいですね。明日は抜きどころをしっかりと考えたレースを組み立てて行きたいと思います」と、決勝での逆転を狙う。
ジェントルマンクラスのトップタイムは今回も#9武井がマークし、これで開幕戦から9戦連続ポールポジション獲得となり、予選総合は3番手となった。
しかも、ジェントルマンクラスのコースレコードとなる2分7秒443を記録しており、「今シーズン、開催されたすべてのサーキットでコースレコードを塗り替えられて嬉しいです。決勝では、クラスタイトルの獲得だけを考えて戦います」と、#9 武井は2年ぶりの王座獲得に自信をみせる。
予選2番手の#11 Fukujirouは「鈴鹿は走行経験が少ないので、今回のレースに向けて練習を重ねてきました。それが結果に表れて嬉しいです。決勝では完走、そして表彰台という結果を残せるように頑張ります」と喜びを語る。
予選3番手の#25 内山清士は「自分のミスとクリアラップをうまく取ることができず、納得するタイムが出せませんでした。決勝では、予選順位よりも上でゴールしたいと思います」と巻き返しを狙う。
以下、4番手は#32 永井秀貴、5番手は#63 長嶋重登、6番手は#77 浜崎大と続いた。
第9戦の決勝レースは27日(日)9時スタートの10周で争われる。