スーパーGT第6戦鈴鹿1000km、ニッサン勢にとって今季初となるGT500クラスのポールポジションを獲得した佐々木大樹とジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ(フォーラムエンジニアリングADVAN GT-R)が、予選日の戦いを振り返りつつ、翌日の決勝に向けての意欲を語った。
フォーラムエンジニアリングADVAN GT-R
佐々木大樹
「朝の公式練習では、最初は雨がコースに残っていたこともあって、ふたりとも思ったように練習できなかったんですが、チームが用意してきてくれたクルマの状態、そしてヨコハマさんが持ち込んでくれたタイヤ、それらがよく機能してくれたと思います。ポールポジションを獲れるんじゃないかという自信は、(公式)練習の段階から得られていました」
「ただ、(手応えはあっても)そのままの状態では予選で本当にポールを獲るのは厳しいだろうとも思ったので、チームと一緒に悩みに悩んで、JPさん(オリベイラ)ともいろいろな話をしました。その結果としてクルマがいい方向にいったと思いますし、Q2のJPさんのアタックはパーフェクトだったと思います」
「JPさんとチームとヨコハマタイヤさんのおかげで、明日のレースは一番前からスタートできます。すごく感謝しています。1000kmという長いレースであっても、やっぱり勝利に一番近い位置からスタートできるわけですからね」
「ドライバーふたりでミスのない、しっかりしたレースをしたいと思います。僕はまだ(レース後、表彰台で)花火を打ち上げるのスイッチを押したことがないので、最後の鈴鹿1000km、ぜひボタンを押したいですね(笑)」
ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ
「僕たちのチームはドライを想定してレースウイークに入ってきたので、朝のウエット路面(や、この時期にしては低めの温度状況)には少し予定を変えさせられもしたけれど、セッションの後半にはマシンのバランスもタイヤのコンディションもよくなってきて、予選に向けて自信をもてる状態になったね」
「それでもQ1というのは、つねに大きなプレッシャーがかかるわけだけれど、そこでダイキ(佐々木大樹)がいい仕事をしてトップ8に入ってくれた」
「そしてQ2ではマシンも完璧で、クリアなラップを取ることができ、ポールポジションを獲得することができたんだ。鈴鹿1000kmでの最後のポールポジションが獲れて嬉しく思う」
「今週末、僕たちのマシンは速い状態にある。明日の決勝でも力強い戦いができるという自信はもっているよ。トラブルに巻き込まれることがないように集中して走り、さらにいい戦略で走れればと思っている」
「今は規則でピット回数が決まっているから戦略の幅が大きいとはいえないけど、そのなかでもベストなところを見つけて、頑張っていきたいね」