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F1王者ロズベルグ「ハミルトンよりも安定している」と後任ボッタスを高評価

2017年08月25日 14:52  AUTOSPORT web

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ロズベルグは自身の後任であるボッタスを高く評価している
2016年のF1チャンピオンであるニコ・ロズベルグは、今シーズンのタイトル候補からバルテリ・ボッタスを外すのは間違いだと考えている。

 今季のボッタスは自身初のグランプリ優勝を果たし、現在はドライバーズ選手権でセバスチャン・ベッテルから33ポイント差、チームメイトのルイス・ハミルトンからは19ポイント差の3位につけている。

 しかしロズベルグは、自身の後任としてメルセデスのドライバーとなったボッタスには、上位の2名を抜いてタイトルを勝ち獲る大きなチャンスがあるとみている。

 ロズベルグはオーストリアのKronen Zeitung紙の取材に対して「バルテリ・ボッタスのことも忘れないでほしい。彼は速いし、多分ルイスより安定しているから、かなりのチャンスがあると思う」と語り、さらに以下のように続けた。

「ルイスが好調なときは誰もかなわない。だけど、さまざまな理由でうまくいかない週末も何度かあるんだ」

 今シーズンのフェラーリの活躍にはロズベルグも感心するものの、タイトル獲得となると、いまもメルセデスの味方である。

「フェラーリのことはものすごく尊敬しているよ。昨シーズンの彼らは優勝争いからほど遠いところにいたんだ」

「いま、彼らがタイトル争いをリードしているということには本当に感銘を受けている。現状はまだハラハラさせられているけれど、最後にはメルセデスが優勝すると僕は思っている。なにしろ彼らは最高のマシンを持っているからね」

 ロズベルグはベッテルの精神的な強さが、ハミルトンに対しての強みになると考えている。

「ベッテルのその強さは、ときにアゼルバイジャンGPでのような好ましくない事態を引き起こすこともある。それは単に、彼がとてつもなく強い自信を持っているからなんだ」

「ルイスは気持ちの面で少し波がある。彼にとっては、サーキットにどのくらいの自信を持って到着するかが重要なんだ。100パーセントか、あるいは95パーセントしかないのか。だから、そこはセバスチャンの方が少しだけ有利かもしれないね」