8月24日、フォーミュラEに参戦しているファラデー・フューチャー・ドラゴン・レーシングは2017/18年シーズンのドライバーラインアップを発表。ポルシェ・ワークスドライバーのニール・ジャニが、ジェローム・ダンブロシオのチームメイトとして新たに加入することとなった。
2014年のフォーミュラE開幕当初から参戦を続け、過去3シーズンで通算2勝を挙げているドラゴン・レーシング。
3シーズン目の2016/17年はアメリカのEVベンチャー、ファラデー・フューチャーをパートナーに迎えたが、マシントラブルやクラッシュが相次ぎ、チームランキングは過去最低の8位と低迷した。
ドラゴン・レーシングの4シーズン目のドライバーとして新たに起用が発表されたジャニは、2016年のル・マン24時間を制し、同年のWEC世界耐久選手権でシリーズチャンピオンを獲得。今シーズンもポルシェチームからWECに参戦し、1号車ポルシェ919ハイブリッドをドライブしている。
ジャニのチームメイトとなるのは過去3年間ドラゴン・レーシングに在籍し、来季も残留が決まったダンブロシオ。ファーストシーズン途中から加入したロイック・デュバルは、ジャニの加入によってチームを去ることとなった。
ドラゴン・レーシングのジェイ・ペンスキー代表はFormulae.comに対して次のように語った。
「シーズン4でニール(・ジャニ)を迎え入れることなり、とても興奮している。我々はチームとしてレースに勝利し、ふたたびチャンピオンシップを争うことを来シーズンの目標とした」
「レースとクルマの開発において世界トップレベルのドライバーであるニールは、この方程式には不可欠な要素だったんだ」
また、チームに加わるジャニは「ファラデー・フューチャー・ドラゴン・レーシングの一員として来季のフォーミュラEに参加できることに感激している」とコメント。
「最近、ファラデー・フューチャーのパワートレインを搭載する新型マシン『ペンスキーEV-2』をテストした。僕の知識や経験とチームの競争力が組み合わさること、そして日々評価を高めている電気自動車によるレースシリーズで戦えることを楽しみにしているよ」
ジャニがWECで所属するポルシェは2017年限りでLMP1クラスから撤退し、2018/19年シーズンからフォーミュラEに参戦することをアナウンスしている。