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優勝50周年を記念し、ホンダF1『RA300』がイタリアGPでデモラン。福住仁嶺がドライブへ

2017年08月24日 17:32  AUTOSPORT web

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1967年のイタリアGPでデビューウインを飾ったホンダRA300
ホンダは9月3日(日)行われるF1第13戦イタリアGPにおいて、1967年のイタリアGPで優勝したホンダ製F1マシン『RA300』のデモンストレーションランを実施すると発表した。

 ホンダRA300は、ホンダがF1参戦を開始した1964年から3年後の1967年のイタリアGPでデビュー。

 同年からホンダに加入し、今年3月に亡くなったジョン・サーティース氏がドライブするRA300は、同GPで9番手グリッドからスタートするとファイナルラップでジャック・ブラバムの駆るブラバムBT24を交わして首位に浮上。その後、わずか0.2秒差の攻防を制してデビューウインを飾るとともに、ホンダに通算2勝目をもたらした。

 そんな劇的な勝利から50周年となる今年、当時のグランプリが行われたモンツァをRA300が駆け抜ける。デモランを行うドライバーには、今シーズンGP3に参戦中の福住仁嶺が決定。福住にとってこれが初のF1ドライブになるという。

 また、グランプリ期間中はサーキット内のF1ファンゾーンエリアにて、RA300を含む特別展示ブースが展開される。

「RA300の勝利から50年という節目に、ふたたび同じサーキットで同じマシンを走らせることができ、非常に嬉しく思っています」と語るのはホンダの山本雅史モータースポーツ部長。
 
「“何がなんでも勝つ”という強い想いから作られたこのマシンの走りと、往年のV12エンジンが奏でるHondaサウンドを、ファンの皆さまに楽しんで頂きたいと思います。また、この企画にご賛同・ご協力頂いたFIA、FOMに心から感謝いたします」

 レジェンドカーをデモランすることになった福住は「僕にとって今回が初めてF1マシンをドライブする機会になります。その場所が50年前の勝利と同じイタリアのモンツァということでとても光栄に思っています」とコメントし、「今後F1ドライバーとしてこのサーキットへ戻ってこられるように頑張っていきたいと思います」と抱負を述べた。

<RA300デモンストレーションラン>
日時:2017年9月3日(日)現地時間12時10分~(日本時間19時10分~)
場所:モンツァ・サーキット(1周5.793Km)
ドライバー:福住仁嶺選手

<特別展示>
日時:2017年9月1日(金)~9月3日(日)
場所:モンツァ・サーキット内 F1ファンゾーンエリア