MotoGP：テストで約100周を走り込んだロレンソ。「より自然にマシンに乗れる」

MotoGP第12戦イギリスGPの開幕前に、ドゥカティ・チームのアンドレア・ドビジオーゾとホルヘ・ロレンソがレースに向けた意気込みを語った。

■アンドレア・ドビジオーゾ（MotoGPクラスランキング2位）
　前戦オーストリアGPでシーズン3勝目を記録したアンドレア・ドビジオーゾ（ドゥカティ）。チャンピオンシップ争いでもランキング2位に浮上した。シルバーストンでは、2010年と2011年に2位、2015年に3位に入賞した経験を持つ。昨年は予選10番手からスタート、決勝では腕上がりに見舞われながら、6位でチェッカーを受けた。

「オーストリアで優勝した後、シルバーストンに臨むことができとてもハッピー。シルバーストンは美しいコースだが、天気が安定せず、コースにバンプも多いので、とてもチャレンジングなコースだ。ミサノで行なったテストは、シルバーストンとミサノのレースで役立つ仕事をすることができ、とても重要だった」

■ホルヘ・ロレンソ（MotoGPクラスランキング7位）
　前戦オーストリアGPで表彰台こそ逃したものの、4位でゴールし、ランキング7位に浮上したホルヘ・ロレンソ（ドゥカティ）。第12戦イギリスGPの直前にはミサノでテストも行ない、マシンへの習熟が高まっている。

　シルバーストンでは2010年にポールポジションから優勝、2012年、2013年にも勝利を収めており、ロレンソが得意とするサーキット。表彰台争いに加わることが期待される。

「チェコGPとオーストリアGPは多くの分野で改善することができ、自信を高めることができた。イギリスGPでの目標はこの好調の波をキープし、金曜日の最初のフリー走行から上位につけること。シルバーストンはここ数年バンプが増えたが、大好きなコースだ」

「イギリスの常に不安定な天候は、レースの重要な要素となるが、僕たちのマシンはウエット、ドライどちらでも戦闘力を持っていることを証明している。火曜日に行なったミサノでのテストはポジティブな結果だったし、僕たちが正しい方向に働いていることを確認できた。約100周を回り、今ではより自然にデスモセディチに乗れるようになっている」