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優雅さと快適性を兼ね備えたV8オープン、『フェラーリ・ポルトフィーノ』発表

2017年08月24日 12:22  AUTOSPORT web

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V8搭載の新型FRオープンGTの『Ferrari Portofino(フェラーリ・ポルトフィーノ)』
フェラーリは8月23日、V8エンジン搭載の新型FRオープンGT『Ferrari Portofino(フェラーリ・ポルトフィーノ)』を発表。9月にドイツで開催されるフランクフルト国際モーターショーでワールドプレミアすると明らかにした。

 新型FR車両は、世界的に有名なイタリアの高級リゾート地、ポルトフィーノの名を冠するとおり、絵のように美しい港として有名なポルトフィーノのイメージに見合う、スポーツ性とエレガンスさ、そして快適な乗り心地を融合。このセグメントに新風を吹き込むモデルだと謳われる。

 マシンフロントに搭載される3.8リッターのV8直噴ツインターボエンジンは600馬力を発生。0-100km/h加速はわずか3.5秒というスーパースポーツにふさわしい性能を備えながら、リトラクタブル・ハードトップ、広いトランク、ゆとりあるコックピットスペースを持つ、最強のコンバーチブルとなっている。

 完全新設計となるシャシーは、実質的な先代モデルとなるカリフォルニアTから大幅な軽量化を実現。

 さまざまな最新製造技術を導入してボディシェルの全コンポーネントを再設計した結果、軽量化の達成だけではなく、ねじれ剛性も強化されるなど、動的性能の下地も大幅に進化している。

 そこに組み合わされる最新のビークルダイナミクス制御は、第3世代の電子リア・ディファレンシャル(E-Diff3)と、F1-Tracという最新の組み合わせとなり、このクラスでは初搭載となるEPS(エレクトリック・パワー・ステアリング)との協調制御により、高速走行時の安定性を犠牲にすることなくステアリングレシオを7%引下げ、レスポンスをさらに向上させている。

 また、ダンパーに採用される磁性流体(MR)ダンピングシステム(SCM-E)は、デュアルコイル・テクノロジーの採用によってロールを抑え、荒れた路面における衝撃吸収能力の向上に貢献。極上の乗り心地と俊敏性を両立した。

 この新型フェラーリがまとう発表会仕様のカラーもまた、その名称を戴いた美しい街に敬意を表して、Rosso Portofinoとネーミングされるなど、新たなフェラーリの世界観と自信を感じさせる魅力あふれるモデルとなっている。