98号車と99号車、2台のBMW M6 GT3でブランパンGTシリーズを戦うローヴェ・レーシングは、99号車BMWを8月26~27日に行われる第8戦ブダペストで欠場させることを明らかにした。
ブランパンGTシリーズ・スプリントカップではフィリップ・エングとトム・ブロンクビストのラインアップで2017年シーズンをスタートさせたローヴェの99号車BMW。第2戦ブランズハッチからはブロンクビストに代わり、アントニオ・フェリックス・ダ・コスタが加入している。
そんな99号車BMWは、8月19日に行われたVLNニュルブルクリンク耐久シリーズ第5戦で大クラッシュを喫す。幸いドライブしていたエングは無事だったものの、マシンは深刻なダメージを負ってしまった。
その後、チームはブダペスト戦に向けマシンの修復作業を行うが、損傷が激しく今週末のレースには間に合わないと判断。そのため99号車BMWのエントリーを取り消し、僚機の98号車BMWのみの1台体制で戦うこととなった。
98号車BMWには、これまでスプリントカップ全3戦でステアリングを握ってきたジェシー・クローンに代わってエングが加入。開幕戦から98号車を駆るマーカス・パルタラとともマシンをシェアする。
なお、クーロンは同じ週末に行われるIMSAウェザーテック・スポーツカー・チャンピオンシップのGTDクラスに参戦しているターナー・モータースポーツ、97号車BMW M6 GT3をドライブすることになるという。
「ブダペストに向かうクルマが1台だけになってしまったことを非常に残念に思う」と語るのはローヴェのハンス-ピーター・ナウンドルフ代表。
「しかし、ノルドシュライフェで激しいクラッシュに見舞われた99号車を2日間で修復するのは不可能だった。幸いにも(フィリッピ・)エングがほとんど無傷だったことから、今週末はエングとマーカス・パルタラのコンビで戦うことに決めた」
「今年のブダペストではBoPが(BMW M6 GT3にとって)よくなることを願っているよ。そうなれば、我々はトップ10圏内のポジションを狙うことができるはずだ」