キミ・ライコネンは、フェラーリとの間で2018年の1年契約がまとまったことに満足しているとして、F1での将来については1シーズンごとに考えていきたいと語った。
サマーブレイク前からライコネンの残留は内定したものと考えられていたが、フェラーリは8月22日、「スクーデリア・フェラーリはキミ・ライコネンとのテクニカルおよびレーシング上の契約を更新した。ライコネンは2018年F1世界選手権においてマラネロのチームで走ることになる」という短いリリースを発表し、契約延長を正式に認めた。
その後、ライコネンは母国フィンランド・ヘルシンキでのスポンサーイベントにおいて、フェラーリ残留について語った。
「チームといい関係を築いて楽しんでいるのでない限り、僕はサインしなかっただろう」とライコネン。
「話し合いを始めた時期は遅かったが、すぐに合意した。検討にはそれほど時間がかからなかった」
「最近になって新聞で伝えられたけど、しばらく前から僕は知っていたことだ」
現在37歳のライコネンは、1年ごとに将来について考え、契約を結んでいくのがいいと考えている。
「今の段階では、1シーズンずつやっていくのがいいと思っている」とライコネン。
「契約があるかどうかで、いろんな部分が変わるというようなことはない。僕はいつだってベストを尽くす」
「あと1カ月もたてば、また次の契約について憶測されるようになるんだろうね」
チームメイトのセバスチャン・ベッテルとフェラーリとの現契約は今季末までとなっており、現在更新に向けて交渉中だ。ベッテルはライコネンの残留を強く望み、自身の契約の条件のひとつにそれを盛り込んでいるとの報道もある。
今回、ベッテルの契約については発表されなかったものの、ライコネンの契約延長によって、合意が早まるものと予想されている。