マクラーレン・ホンダF1は8月23日、2018年もドライバーとしてストフェル・バンドーンを継続起用すると発表した。
2015年GP2(現F2)チャンピオンのバンドーンは、2016年に全日本スーパーフォーミュラ選手権へ参戦しシーズン2勝を獲得したほか、フェルナンド・アロンソの代役として第2戦バーレーンGPへ出場し、10位入賞を果たした。
2017年はレギュラードライバーとしてF1に参戦。シーズン序盤はマシントラブルなどに苦しんだが、第11戦ハンガリーGPでは10位を獲得し、今季初得点を達成している。
「2018年もマクラーレン・ホンダF1からF1に参戦し続けることができてうれしく思う。これでシーズン後半戦の戦いに集中することができるよ」とバンドーン。
「シーズン前半でF1について、エリック(・ブーリエ)やザック(・ブラウン)、ジョナサン(・ニール)、そして最高のチームメイトであるフェルナンド(・アロンソ)から本当に多くのことを学ぶことができた」
「とにかく、マクラーレンやパートナー企業、そして熱心に応援してくれているファンに感謝を伝えたい」
レースディレクターのエリック・ブーリエは「2017年シーズンにストフェルを起用すると発表した時から、彼を複数年起用し続けるプランを立てていた」と語る。
「そして、その計画に変更はない。来シーズンも引き続きストフェルと戦えることをうれしく思っている」
「多くのF1ルーキードライバーと同様に、彼もシーズン前半戦で非常に多くを学んだ。現在も、我々はストフェルのパフォーマンスに自信を持っているし、彼自身もレースを戦うごとに成長している」
「確かにチームメイトと比べると厳しい戦いを強いられているが、彼のパートナーは今のモータースポーツ界で最強と呼べるドライバーのひとりだということを忘れてはいけないよ」
また、マクラーレン・テクノロジーグループのエグゼクティブ・ディレクターであるザック・ブラウンも「ストフェルは将来F1チャンピオンを獲得するにふさわしい才能の持ち主だ」とバンドーンを評価した。
「だから、ストフェルを複数年計画でレースに起用するつもりでいたんだ。具体的な年数について言及するつもりはないが、ストフェルとは複数年の契約を交わしていることを強調しておく」
「ストフェルがポテンシャルが発揮し、我々がふたたび勝てるマシンを手にすれば、すぐにでも彼は勝利を収めることになるだろう」