スクーデリア・トロロッソは、22日、テクニカルディレクターのジェームズ・キーとの契約を延長したことを発表した。
キーは2012年9月にに加入して以来、同チームの技術部門を率い、STR8から今季型STR12のコンセプト、デザイン、製造の監督を行い、現在は2018年型STR13の開発作業に取り組んでいる。さらに、技術部門の人事面、ファクトリーと風洞での業務監督の責任も担っている。
22日に契約延長を発表した際、チーム代表フランツ・トストは、キーは「シャシー・エアロ・パッケージを生み出すことに長けており、彼が手掛けたパッケージはパドック全体から高く評価されている。それに加えて、ファエンツァ(のファクトリー)とバイチェスター(の風洞設備)で作業するさまざまな部門をうまくまとめる、マネジメントスキルをも発揮してきた」として称賛した。
キーは1998年にジョーダンに加入、MF1レーシング、スパイカー、フォース・インディア時代を経て、2010年にザウバーに移籍。その後、2012年にトロロッソに加入した。非常に高い評価を受けているキーは、かつてフェラーリ入りをうわさされたことがあり、昨年終盤にはウイリアムズに移籍するという説もあった。
トロロッソとの新契約の期間は明らかになっていないが、45歳のキーは、プロジェクトを継続し、目標に向けて次なるステップを踏み出すことを楽しみにしているとコメントしている。